【モネ チャン監督に電話】
モネはコヌクとの連絡が取りたい一心で、チャン監督に電話をする。ちょうど自宅でトイレに向かおうとしていたチャン監督は、「コヌクとは連絡は取っていない」と話すと、部屋にいた後輩に電話を手渡しトイレに入ってしまう。別の男性に「監督はトイレに行きましたが」と言われたモネは、「何よ、汚いわね」とぶつぶつつぶやく。
そこへ、待ちに待ったコヌクからの連絡が入り、はしゃいだモネは、家の前に迎えに来たコヌクに「オッパ!会いたかった」としがみつく。
【コヌクとモネ カフェへ】
−オッパ、日本から戻ったら真っ先に連絡くれると思ってたのに
−あれこれと、片付けることがあってね。元気だった?
−ええ。そうだ、私練習室なくなっちゃったの。お姉ちゃんとママが練習室でコヌクオッパに会うんじゃないかって、取り上げたの。オッパがこんなに早くテソン兄さんを連れて帰るとは思わなかったみたい
モネの話を聞かず壁にかかるアフリカの写真を見つめるコヌク。
−オッパ?何見てるの?
コヌクがモネの背後に飾られた写真に見入っていることを悟ったモネ。
−私このカフェ良く来るのは、この写真が見たいからなの。オッパはアフリカに行ったことはある?
−アフリカは、人を本当に妙な気分にさせる。あの広大な草原の上に、マサイ族がゆっくりと歩いていくの
を見ると、怒りも、喜びも悲しみも、好き嫌いの感情が、全て虚しくなるんだ・・・
−そう?私には良く分からない。私はただオッパだけ見つめていられたら幸せだし、ときめくわ。世の中の全てが私のものになった気がするわ。オッパさえいてくれたら、他は何もいらないの。来てくれてありがとう、オッパ。
(
コヌクの人生とはかけ離れた生活を送ってきたモネですが、そんな二人のズレがはっきり伝わる場面です。コヌクの心の奥を見ようともせず、ただうっとりと容姿に見とれるモネの姿が印象深く、薄気味悪ささえ感じさせられます。)
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