泣き疲れたチョンウンをウノが
負ぶって診療所に戻る帰り道
、たまたま会ったタルホがそれを見て驚いた表情を浮かべる。ウノはチョンウンに対して“愛”を感じるようになり、チョンウンも初めて男性に対して好感を持つ。
一方、ウンソプのバンドが演奏しているジャズバーに父ヒョンジンと母ヒェリムがやってくる。ウンソプは父に見られるだけで小くなっていじけ、言葉は詰まり、煮え切らない態度をとる。ウンソプは仕方なしに家に戻ることになったが、途中、
突然気持ちが変わり車を反対方向に回して逃げだす。父のヒョンジンが警察に自動車盗難被害を出していることも知らず、ウンソプは車の中で父の前で言おうとした言葉「医者も嫌だ!病院の臭い、、、患者も、血も怖いんだよ!」と一人で大声を出しながら運転をするが警察につかまってしまう。ヒョンジンは身柄を引き取る条件として、病院で仕事をすることを
ウンソプに約束させる。
済州島(飛揚島)では
ウノが少しづつ、チョンウンへと歩み寄っていた。そんな中、ユンスクの息子チョンイがが泣きながら診療所に入ってくる。とうとう母親が島を出て行ったのだ。母親に棄てられたショックで泣き続けるチョンイを抱きしめるチョンウン。彼女はチョンイの姿に自分の幼い頃の姿を重ね合わせて一緒に涙を流す。ある朝、チョンウンが寒い中
、素手で洗濯をする様子を見たウノは、ゴム手袋を用意して彼女にはめてあげようとするが、チョンウンはウノの手を振り払う。ウノはチョンウンの気持ちを和らげようと驚ろかせてみると
、思わずチョンウンは“あっ”と驚く。ウノは「昨日は声を出して泣いたし、今日はものも言ったから、これからは声を出して笑えばいいだけだよ」と
嬉しそうに笑った。チョンウンは次第にウノのために化粧を始めたりと、だんだんと女らしくなっていく。その姿を驚いた様子で見つめるタルホ。
ソウルの病院では、ウンソプが研修医として勤務を始めていた。血と患者を見るだけで不安になり、病院では頼りない先生と思われていた。ウンソプは医者が大嫌いで、病院の臭い、患者、そして血を見る度に吐き気を感じて苦悩する。
ウノはチョンウンのため、実母のピアノを済州島に送ってもらう。。ウノは実母に会いにいくとチョンウンに伝え、出発の準備をする。出発の朝、タルホに別れを告げて、必ず帰って来るとチョンウンにも話すが、彼女は自分の中に沸いてきた感情に戸惑うせいか、全く返事ができない。
ウノを乗せた船が発つ時、チョンウンがパジャマ姿のまま走って来る。ウノが嬉しそうに船の上から「言いたいことを言ってみて」と大声でチョンウンに叫ぶ。「オッパ、サランヘヨ?(オッパ、愛してる?」か?と期待しながら待つウノに向かいチョンウンが息を切らしながらとうとう「行かないで!行かないで!行かないでってば〜!!」と
、とうとう大きな声で叫ぶ。