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第16話  兄の愛

テファ:俺のこと、好き?嫌い?兄として・・・

너  나 좋아 싫어? 오빠로...

ノ  ナ  チョアシロ    オッパロ

【人称代名詞】 お前、君
【人称代名詞】 私、俺
좋다 【形】 好き
싫다  【形】 嫌い
오빠  【名】 *3話で説明ずみ
【接尾】 〜として

兄としてチョンソを愛することを決心したテファ。

チョンソへの執着をふっきり、チョンソの絵を描きながらの一言。

 

 チョンソがソンジュを乗せたシネバスを見送り、家に入ろうとすると、久しぶりにテファが姿を現す。テファはメガネをかけたチョンソを心配する が、チョンソはテファが戻ったことで心から喜ぶ。二人で家に戻ると、驚いた顔のミラがテファを追い出そうとするが 、「話すことがある」とチョンソの父、ミラ、ユリ、チョンソの前で全てを話し始める。5年前、ソンジュに会いに行こうとするチョンソの後を、酒に酔った状態で運転していたユリが追い、はねてしまったこと、病院へ行ったが、混乱している中でチョンソを死んだことにして、実の父のところへ怪我をした彼女を連れていき隠したこと・・・記憶のないチョンソと5年間、嘘の記憶を植えつけて暮らしてしていたのは、愛していたからと話す。ミラとユリは必死でさえぎろうとするが、テファの意思は固く、自分の話を信じる人は、自分の父さんだと話す。事故のことを信じないチョンソの父に対し、怒りをぶつけるテファは、子供のころ、自分とチョンソがミラにどんな目にあわされたか、涙ながらに訴えるのだった。自分が戻ったのはチョンソがソンジュと結婚し幸せになるのを見届けるためで、もう自分は子供の頃とは違うとミラに釘をさす。全て知ってしまったチョンソは半狂乱でユリにつかみかかる。とぼけて嘘をつくユリに「世界中のほかの誰もが信じなくても私が信じる、私が信じるってことは、ソンジュオッパも信じるのよ!!」と泣き叫ぶ。

 チョンソはテファの元へいき、戻ってくれてうれしい、と話す。テファはお前を幸せにしてあげるよ、とチョンソの絵を描きはじめる。絵の具をとってくれとチョンソに頼んだテファは、彼女が2回とも頼んだ色とは違うものを差し出し、「なんだか暗い部屋ね・・」と言うチョンソの目の異変に気付く。次の日、外出するチョンソの後をつけるテファは彼女が歩くのも大変な様子に心を痛める。病院からショックを受けた様子で出てくるチョンソ、隠れてみていたテファは、病院でチョンソの病名を知ることになる。

  検査の結果に絶望したチョンソは、ソンジュの元へ急ぐが、ソンジュは彼女の変化に気づかないで行ってしまう。後を追うチョンソ、目がくらみ壁にぶつかって倒れてしまう。そこへ現れたテファ、チョンソに「兄さんなんだから、つらいとき は何でも話すんだぞ」というが、チョンソはわざとテファを突き放し、「もう付きまとわないで、ソンジュオッパと幸せになるんだから」と叫ぶ。寂しそうに立ち去るテファの後姿を見て、テファからもソンジュからも離れる決心を固めるチョンソだった。

 ユリの元へ辞表を持っていくチョンソ、ソンジュオッパを真剣に愛しているなら幸せにしてあげて、といいその場を去る。ユリは不信に思うが、彼女の本心はわからない。チョンソは父と(別れの)食事をし、テファ兄さんを許してあげてと願う。

 ソンジュとのデートの朝、美容院で「今日、恋人と別れるので、最後にきれいにして行きたい」と話すチョンソ。ソンジュは母親にチョンソへの今までの想いを伝え、どうか理解してください、私たちを祝福してください、と話すが、母はため息をつくだけだった。メリーゴーランドの前で待ち合わせをする二人、チョンソを見て今までで一番きれいだよ、と喜ぶソンジュ。ソンジュはチョンソをウェディングドレスの試着に連れて行く。チョンソは本当に美しく、ソンジュは本当に幸せにするから、とチョンソを優しく抱き寄せる。母に会いたいと海へ出かけた二人。チョンソは亡くなった母の思い出を話し始める。目のきれいだった母がなぜ手術を受けなかったか 、今ならわかるわと言うと、ソンジュは理解できない、と答える。最後のときは愛する人を見ていたいものよ、と話すチョンソ。熱が出てきた彼女をおぶって海辺の家にたどり着いたソンジュ。一緒にいて欲しいというチョンソと眠りにつく が・・・。