テファを探し、海辺に出たチョンソは完全に光を失い失明してしまう。テファから全てを聞いたソンジュは急いでかけつけるが、そこには失明しソンジュの名を呼びながら泣き叫ぶチョンソがいた。チョンソの元へ駆け寄り、チョンソの手をとると、チョンソはソンジュをテファと思い込み、「どうして今頃来たの!見えないの、ぜんぜん見えないの、真っ暗で・・・。ソンジュオッパに会いたかったのにみえなくなっちゃった!」と悲しみのあまり怒りをぶつけてくる。ソンジュは疲れきったチョンソを家に連れて行き、冷え切った手足を優しく暖める。ソンジュの事ばかり気にかけて、この事は絶対ソンジュオッパには話さないでと懇願する様子を見て、涙を流してただ黙って彼女の話を聞くソンジュだった。
テファのふりをして、チョンソとバスに乗るソンジュ。向かった先はあのカフェだった。カフェに着いた二人、テファのジャケットを着てチョンソを連れてきたソンジュは不安そうにするチョンソの肩に優しく手をのせ、少し離れた席に座り、チョンソを見つめていた。チョンソはソンジュに悟られないよう、メガネを用意し、精一杯の笑顔を作る。その様子を見てソンジュは涙があふれでる。ソンジュは上着を着替え、涙をぬぐいチョンソの元へ行くと、チョンソは微笑んで話し始める。「どうして何も言わずに行ってしまったんだ」というソンジュにチョンソは、テファオッパが優しくしてくれているから幸せなの、だからオッパも私と同じようにユリと幸せになってと別れ話を切り出す。お前が望むなら別れよう、とチョンソの気持ちを受け入れるソンジュ。全てを分かっているソンジュは声を上げて泣き出してしまう。海辺の家に戻ってからもチョンソ
がソンジュの心配ばかりしている様子にこらえきれなくなり思わず彼女のそばを離れてしまう。そこへ釈放されたテファが戻ってくる。三人でチョンソの部屋にいると、様子がおかしいことに彼女は気がつく。ずっとソンジュが一緒だったことを知ったチョンソは、こんな姿を見られたくなかった、帰ってとソンジュを突き放す。ソンジュはテファに促され部屋から出てゆく。「チョンソを助けられるのはあなたしかいない」とソンジュに訴えるテファ、返事を返すことも出来ないほどショックを受けているソンジュだった。
家に戻りソンジュは母親に全て打ち明けようとするが、母は「チョンソの話はもう聞きたくない」と聞く耳を持とうともしない。その様子に、もう理解してもらうことは無理だと判断し、ソンジュは心の中であることを決断する。病院へ向かい、チョンソの病状をきくソンジュ、いくらかかってもかまわない、助けてください、と訴える。
海辺の家でソンジュを待つチョンソの元へ、ソンジュが明るい表情で現れる。俺が帰る場所はお前のところだから、と話すソンジュに、後で後悔するよと言うチョンソ。テファとソンジュの二人がチョンソに食事を作り、久しぶりに楽しい時間を過ごす。「病院へ行って治療をしよう、二人のオッパがついているんだ、何が怖いんだ?」とチョンソを説得するソンジュとテファの気持ちにこたえ、チョンソは治療を受ける決心をする。入院したチョンソが手術を受ける前にソンジュと以前二人で映画を観たシネバスに乗り、そこでソンジュはチョンソにプロポーズするが、チョンソは出来ない、と涙を流す。ソンジュの幸せを願うチョンソは目の見えない、先の長くない自分はソンジュにふさわしくないと思っていた。
忙しそうなソンジュの様子をおかしいと感じたユリはソンジュの後をつけ、全てを知る。ユリはこの様子に笑みをうかべ、ミラと喜び合うのだった。ミラの元へソンジュからの結婚祝賀式の招待状が届く。ユリとソンジュの結婚と信じているミラはこれで全てうまくいくと勘違いをする。
手術を受けたチョンソだが、結果は良いとはいえなかった。入院中のチョンソの元へチャン理事がやってくる。彼が持ってきたのはウェディングドレスと美しいティアラだった。着ない、と言うチョンソにテファは、これを着たお前を見せて欲しい、そして一度絵を描かせて欲しいと彼女を説得するのだった。テファがドレスを身にまとったチョンソを連れて向かった先にはチャン理事が待っていた。