ソヨン:今日はどうだった?
チョイン:何が?...ああ、公演か...良かったよ...(両手の親指を立て、微笑みながら)最高だったよ、当たり前だ。(背筋を伸ばして、屋上から見える夜の街に向かい大きな声で)今日のキム・ソヨンさんの公演、最高でした〜〜!!
ソヨン:イ・チョイン、プロポーズまで受けておいて、まだそんなふうに振る舞うの?...そろそろ頂戴。
チョイン:何を?
ソヨン:あなたの左ポケットに入っているものよ。もう5年間も持ち歩いてるでしょう?
チョイン:知って...いたの?
チョインにソヨンが微笑みかけると、左胸のポケットから指輪の箱を取り出すチョイン。ペアリングのうちのひとつをソヨンの指にはめるチョイン。
チョイン:ありがとう...
ソヨン:何が?
チョイン:全部、全て...
ソヨン:全部、全て...何が?
チョイン:他の誰でもなく、僕を愛してくれて...
ソヨン:イ・チョイン、この世で私が一番好きな人はあなただって分かるよね?今も、これからも...ありがとう、待っていてくれて...
ソヨンにゆっくりと近づくチョイン、ソヨンの頬にそっと手を伸ばす...