チョイン:私たちは...どこへ向かっているのですか?
カンチョル:おそらく軍の収容所だろう。捕らわれた脱北者が北へ送られる前にそこへ先に送られると聞いた記憶がある。
チョイン:隊長、(自分の胸の傷を見せ)この傷...初めからありましたか?...私を助けて下さったとき、その時からありましたか?
カンチョル:ああ、そうだ...
チョイン:...写真の中のあの人にも...あんなふうに明るく笑うあの人にも...こんな傷があるのでしょうか...あれは私でしたか?でなければ、私に似た人でしょうか?
カンチョル:記憶が戻るのが怖いのか?だから北朝鮮の人間ではないことを言わないのか?
チョイン:...分かりません...私が誰で...何をどうすればいいのか...分からない...何一つ...