テギルの家を10年前に逃げ出したオンニョンは、兄クンノムがキム・ソンファンという名で商売を成功させ、彼女も名をへウォンに変えていた。へウォンはテギルが兄の手によって殺されたとばかり思っていて、兄を許すことができずにいた。兄ソンファンの仲介で両班であるチェ家の後妻として嫁入りすることになったヘウォンは、婚姻したその日の夜、意を決して逃亡する。
朝鮮最高の勇敢な武士であり、昭顕(ソヒョン)世子の忠僕だったソン・テハは、昭顕世子亡き後、政治的陰謀の犠牲になり、過酷な拷問を受け片足が不自由の状態のまま官奴生活を送っていた。
一方テギルは偶然見かけたテハが足を引きずる姿に不自然さを感じ、テハに目を留める。
希望のない日々を送っているように見えるテハだが、昭顕世子が生前に書いた手紙を秘密に受け取り、ある信念を胸に秘めていた。そこには照憲の残した最後の願いが血のしみとともに記されており、ついにテハは錆びた剣を再び抜くことになるが...
第1話 あらすじへ / 第3話 あらすじへ