茶房 茶母


茶母 第3話 監督版DVDのみの収録シーン


監督版DVD-BOX
日本製DVD機器で再生可能
追加シーン70分

 
 




「茶母」監督版DVD 第3話より、追加シーンの台詞をご紹介させていただきます。
なお、当サイトでの日本語訳は、 is が聴き取り、辞書を使って勝手に訳したものです。
誤りなどに気づかれましたら、掲示板等で遠慮なくご指摘ください。

※3話でのユンとチェオクの場面に関しては、会話のところどころが編集されているため、
日本版で放送されたシーンの台詞も一緒にご紹介させていただきます。
 
監督版DVD
経過時間目安
場面
56分00秒

1時間2分40秒

 


ファンボ・ユンとチェオク、チェオクの部屋で。

ユン: 私の母は後妻だった。明け方に家を出たら、私が寝た後に帰ってこられた。体からは常に塩の匂いがする、役人(ヒョンガン)の後妻だった。母は17歳で私を産み、人々は私を庶子と指差し笑った。ファンボ・ユンという名より庶子と呼ばれるのに慣れた頃、父が亡くなった。...私が生まれて24年が経ち、初めて"父上"と呼ぶことのできたその日に、父上は亡くなられた。

:::監督版DVDのみの収録シーン ここから:::

ユン:ずいぶん恨んだ方なのに、私の心に風が吹きぬけているところを見ると、知らぬ間に父を慕っていたようだ。

:::ここまで:::

その日初めて私は後悔した。父の気持ちに気づかなかったことと、己の心を見つめることすらできぬ自分が...実に恥ずかしかったのだ。...自分の心を見つめたことがあるか?

チェオク:何をお聞きになりたいのか、私は無知ゆえ分かりません。

ユン:半分は両班の血を、半分は賎民の血を持つ私は、人間でも奴婢でもなかった。

:::監督版DVDのみの収録シーン ここから:::

ユン:人の服を身に着け、人の言葉を話し、人の飯を食べたところで、私は父や他の兄弟と同じ“人間”ではなかった。

:::ここまで:::

ユン:いっそ皆と同じように汗水流して生きたかったが、誰もそれを許さなかった。今の私は人間の服を着せられた犬、豚、それ以上でも、それ以下でもないのだ。

チェオク:ナウリ、私がまさに犬、豚のようなものです。

 

:::監督版DVDのみの収録シーン ここから:::

ユン:(じっとチェオクを見つめて)私はそれ以上、従順な犬のような生き方をするのが嫌で、周囲に背き、逆らった。そして家族は私の存在を捨てたのだ...。半日あれば歩いてこられる距離にいながら、9年間誰ひとり私を訪ねて来なかった。生きていかなければという意地と執念しかなかった。...人気のない庵の、漆黒のような暗闇の中、私を支え育てたのは...自分の内面に向かって振り下ろす一本の木剣と、嘘のように私の涙を止めた、一人の少女だった。7歳の少女...あのときの私の姿を覚えているか?

(黙ったままユンを見つめるチェオク)

ユン:歳月が流れた今、まだその少女は私のそばにいるが、私はその少女のために、何もしてあけげられることはないのだ。


:::ここまで:::


ユン:オガ...私はお前がこの世で無事に人間らしく生きていく姿を、そばで見守りたいだけなのだ。しかしお前は一歩進むことを望むと、二歩も進んでしまう。死地でのその一歩は、生死を分かつものだということが何故分からぬのだ。兵法も“時に一歩引け”と説いている。お前は常に背水の陣をはり、自らを窮地に追い込むのだ?私に通符(トンブ)を返せと言ったのではない。お前を手放す考えも無い。もう機嫌を直せ。

チェオク:すねてそうしたのではありません。

ユン:ならば?

チェオク:ナウリを常に苦しめてしまう自分が、嫌でたまりません。

ユン:お前がそれほど私を大切に思うのなら、これから私の指示に従えばよい。

(トンブを卓上に置くユン)

チェオク:ナウリ!ナウリほど私を拘束した方も、自由にしてくださった方もいません。しかし私はもはやナウリにとって、岩のように重い存在となってしまいました。枯れ草のように軽く卑しい私が、ナウリの荷になることなどできません。

ユン:それで?

チェオク:いっそ、出て行くほうが気が楽です。

ユン:どうしてもここを去ると申すのか?ポドチョンを去るということは、私とも終わりだと分かっているのか?もう一度聞く、本当に私との縁を切るというのだな?言ってみろ...
 

チェオク:それが、ナウリのための道なら...

ユン:もう良い!お前がどうしても意地を張るなら、私もそのほうが楽だ...

(立ち上がり、部屋を出るユン)

 

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