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茶母 韓国版第1話 あらすじ


チャン・ソンベク(キム・ミンジュン):私は死んでも、私の魂までは死なぬ

나는 지금 죽어도 죽는것이 아니요
 ナヌン チグム チュゴド  チュンヌンゴッシ アニヨ

私のこの世の生はここまでだ

내 이번 생은 여기까지 외다
ネ イボン センウン ヨギッカジ ウェダ


捕盗庁のセウク、ウォネ、チェオクらに追い詰められたチャン・ソンベク。
民の願いとソンベク自身の志を胸に剣を手に潔く振り返りしっかりと大地に立ちこう話す。


【プロローグ 霧の立ちこめる竹林】

チェオクが剣を突きつける先には1人の男、チャン・ソンベクがいた。ソンベクは優しく微笑みながらチェオクを見つめる。二人は何のために剣を振り下ろすのか。チェオクの剣によって怪我を負ったソンベクは馬にまたがり逃亡する。草原をただひたすら真っ直ぐに、一体どこへ向かうのかも分からずに。

「道−それは最初からあるものではない。一人が歩き、二人が歩き、多くのものが歩いたあと、初めて道となる」

【朝鮮都城 左
捕盗庁】

 左捕盗庁所属「茶母」として仕え、裏では女刑事のような役割をしながら、信頼するファンボ・ユンの元に仕えていたチェオク。ある日、
女性変死事件の調査を任された。事件はチェオクの推理と的確な判断により、犯人への糸口が見つかる。ところが捜査の方法には無理があったと、左捕庁従事官であるファンボ・ユンはチェオクをやんわりとたしなめた。冷静で洞察力のあるユンは、時に向こう見ずな方法を取るチェオク
を心配していた。その頃、国を揺るがす危険な犯罪、偽造小判である私鋳銭が街中に出回リ始め、捕庁が隠密に捜査を始める。

捕盗庁とのキョックの大会の会場では、ユンを除いた左捕盗庁のメンバーが苦戦していた。ペク・チュワンが武術の得意なチェオクを男装させて出場させ大勝利を収める。だが相手の従事官に見抜かれてしまい、大騒ぎになってしまう。この事態に火のように怒るファンボ・ユンは部下を厳しく戒める。一度は責任を取ろうとするイ・ウォネを制止し、自分が責任を取り、辞職すると話す。チェオクは 責任を感じユンが傷つくのを恐れて自ら償いに向かう。捕盗庁従事官は怒りが収まらずに、チェオクの腕を切り落とそうとするが、その場へユンが現れ、チェオクへの許しを請う。ユンの助けもあり、腕を切り落とされずに切りつけられただけでその場を去る二人。傷を薬草で治療してくれているユンに、幼い頃から自分を見守ってくれていたユンの夢が、自分のために断たれるのは見たくない、と話すチェオク。もう私の心を痛めないでくれと話すユン。身分の違いからお互いに慕いあいながらも距離を感じる二人だった。

いよいよ偽造小判の捜査を本格的に開始する捕庁。チェオクは男装し、全国へと調査に乗り出す。チェオクは渡り場で船が出るのを待っていると、病気でぐったりした子供を背負い、この子と一緒に乗せてほしいという村人が現れる。誰一人名乗りを上げない様子に、チェオクは自ら船を下りることに。後に続き、もう1人の男が降りてきた。ソンベクだった。連れの女性も一緒に船から降りたとたん、1人の武官がすっと船に乗り込み、腰を下ろしてしまう。なかなか席を譲ろうとしないこの武官に対してチェオクも説得しようと試みるが、全く気が変わる様子がない。武官がこの親子を蔑む様子に腹を立て、思わず短刀を抜き、相手に突きつけようとした瞬間、一緒に船から降りた男ソンベクが制止する。二人は息のあった武術でとうとう武官を川へと落す。チェオクの武術を見つめていた男ソンベクはチェオクに興味を持ち、密かに後をつけていく。 これが山の砦のリーダーソンベクとチェオクとの初めての出会いとなる。

市場ではすっかり私鋳銭(偽小判)が通用することを察したチェオク。捜査の途中立ち寄り、腰を下ろした店の女主人のおしゃべりに気をとられ、うっかり荷物を奪われてしまう。