トップへあらすじトップへ


茶母 韓国版第6話 あらすじ


チャン・ソンベク(キム・ミンジュン):生きておられる...私の心の中に いつも生きておられる

살아 계시지... 내 마음 속에... 언제나 살아 계시지...
サラケシジ       ネ  マウム  ソゲ      オンジェナ   サラ ケシジ
 


チェオクに自分の父について尋ねられたソンベクは
「生きておられる」と答え、チェオクがその場を去った後に父を思い出しながら
心の中でこう語る。チェオクにはソンベクの心の声までは聴こえなかった



【山の砦】
 
ソンベクらの住む山の砦で捜査を続けるチェオクとチュクチ。偽金の手がかりは一向につかめないままだったが、ソンベクらが抱える兵士の数や武器などから彼らが単なる盗賊ではないと考えていた。砦の様子を書いた手紙を近くの村に潜むウォネに手渡し、ユンへと様子を伝えるチェオク。

【左
捕盗庁
罷免されたユンの代わりにチョンサガンとして任命されたのはセウクの息子チオだった。難色を示すセウクに新しい任務への意欲を示すチオ。今度こそ、父に認められたいと願うチオだった。

一方左
捕盗庁近くの宿で静観しているユンの元へチェオクからの手紙を受け取ったチュワンが駆け込んでくる。様子を知ったユンは裏に大きな黒幕が存在すると感じ取っていた。そこへセウクの娘ナニがやってくる。ナニはユンのために繕った衣服を再び渡そうとするが、ユンは以前と同じように受け取ろうとしない。頑ななユンの心に、ナニは“必要なければ燃やしてしまってください”と包みを置いたまま部屋を後にするのだった。

チョンサガンとして左
捕盗庁 に配属されたチオ。チェオクらの行方をチュワンに尋ねるが、事情を話せないチュワンは口ごもってしまう。庁内の改革を試みるチオは偽金捜査からチュワンとウォネとチェオクを外し、新しい体制で取り組むと言い出す。

【山の砦】
何か手がかりが欲しいチェオクとチュクチはソンベクの傍を離れずにいた。ソンベクしか入ることのできない山小屋の中の様子を伺う2人。思わず偽金について口を滑らしてしまうチュクチだったが、慌ててその場を取り繕う。ソンベクはある村へ行こうとカッチュルに話すが、カッチュルは怯えた様子で同行したがらずにチェオクとチュクチの2人が一緒に出かけることになる。

【カマ村】
その村は重い病で苦しむ民が生活する山奥の村だった。ソンベクが病人を治療するため訪れている村はソンベク自身が家族と離れ離れになってしまってから師匠の元で育ってきた村でもあった。1人1人温かい眼差しで見つめて病を抱えた村の民に薬を処方し、治療を施すソンベクの姿をじっと見つめていたチェオク。子供の治療を手助けしたチェオクに優しく微笑みかけ、ねぎらいの言葉をかけるソンベクに思わずチェオクも自然と微笑むのだった。

ソンベクの叔父ハクチョルが現れる。ハクチョルはソンベクの父が自害する前に息子チェムと娘チェヒを託した男だった。ハクチョルと酒を酌み交わし、昔を思い出し切ない表情を浮べるソンベク。

「生きていますよね...妹のことで呆然としていると先生に杖で叩かれました。(中略)私にチェムという名を与えてくれた父上と私にソンベクという名を与えてくれた先生と...私が死んだらどちらに先に お会いできるでしょうか」

このソンベクの言葉にハクチョルが席を立ち、剣を手に取り戻ってくる。ソンベクに先祖伝来の剣だと告げたハクチョル、続いてこう話し、ソンベクに剣を渡す。

だんな様の夢がこの剣にこめられています。剣が主に出会えたのです」

その様子を見守っていたチェオクは次の瞬間身動きできなくなるほどの衝撃を受ける。ソンベクが手にしていたのはチェオクの幼い頃の記憶に残る父の文字「發」だった。もしかしてソンベクは兄ではないかとの想いでチェオクの心は揺れる。

【ユン、ホンドゥの元へ】
朝廷のホンドゥから呼び出されたユンは、反乱や謀反に備えた別の軍を作って欲しいとホンドゥに頼まれる。既に訓練の場所も用意してあるとの話だったが、国王の許可を得ていないことを知り、ホンドゥの申し入れを断った。

【山の砦】
ソンベクが兄ではないか...その夜、チェオクは「發黒」と地面に書きながら考え込んでいると、ソンベクが現れる。ソンベクの父は生きているかと尋ねたチェオクにソンベクはこう答える。

「私の父か。生きておられる」

この一言に落胆し、その場を去るチェオク。
「生きておられる...私の心の中にいつも生きておられるのだ」
ソンベクは父がいつまでも自分の心の中で生きていると信じ、それを支えにしながら今まで生きていたのだった。

手がかりが一向につかめない様子にチュクチはあせり始めていた。そんなある日、砦の近くの村で悪事を繰り返す男を成敗することになり、ソンベクたちは村を空けることになる。2人に一緒に行くぞと話すソンベクだったが、チュクチは上手くその場をかわし、留守中にソンベクの部屋を調べることに。
しかし全くてがかりらしきものを見つけることはできなかった。その頃ソンベクたちは悪事を働いていた男たちを容赦なく成敗していた。その屋敷へ軍の兵士たちが現れ、ソンベクたちは追われることになってしまう。馬に乗って逃げる途中、チェオクが兵士に肩を撃たれてしまい、一人落馬する。振り返るソンベク、仲間のトクスは「既に手遅れだ、逃げましょう」と話すが、ソンベクは幼い頃生き別れたチェヒの泣き顔を思い出し、何か決意したようにチェオクに向かって馬を走らせる。