茶母 韓国版第7話 あらすじ
チャン・ソンベク(キム・ミンジュン):このような日を夢に見て 生きているのではないか
이런 날 꿈 꾸면 사는게 아니겠느냐
イロン ナール クム クミョン サヌンゲ アニゲンヌニャ
渓谷で漁を楽しむ民を見ながらスミョンにこう話すソンベク
チェオクを迎え入れ、全ての民が人間らしく暮らせる日々を夢に見るソンベクの
温かく、強い意志の感じられる一言
※韓国版では7話冒頭にこれまでのあらすじが3分ほど収録されています。その内容を日本語でご紹介させて頂きます。
民のための世の中となる時代を夢に見るチャン・ソンベク。彼を追う朝鮮一の武官チョンサガン、ファンボ・ユン。そして、謀反で家族を失い左捕盗庁の茶母となったチャン・チェオク。謀反に問われ父を失った兄妹は離れ離れになり、チェヒはファンボ家の奴婢(ぬひ)となる。正妻の子ではないという生い立ちに苦しんだユンは僧軍のスウォル大師に武術を学び、同じ悲しみを持つチェヒと兄妹のようにいたわり合いながら成長していった。チェオクを大事に思うユンだったが、チェオクはユンへの想いを隠したまま生きていた。
侠客ファン・ヨンギの弟子となったチェムはソンベクという名を得て革命の志を抱く。タルピョンと手を組んだソンベクは捕らわれたカッチュルを救うため牢に潜入し、ポドチョンはマ・チュクチに脱獄の手助けをさせチェオクをソンベクの山塞へと潜入させる。ソンベクはチェオクが茶母だという事実を知りながら共に暮らそうと話す。チェオクはソンベクの剣と發墨という文字から昔の記憶が蘇る。
チュクチの脱獄の責任を取らされ罷免されたファンボ・ユン。王に討伐を約束したチョ・セウク。チェオクは山の砦でソンベクに惹かれていく自分に困惑していた。
【第7話あらすじ】
兵士に肩を撃たれ落馬したチェオクは多くの兵士に銃口を向けられてしまう。ソンベクはチェオクを見捨てることができずにチェオクに向かって馬を走らせる。仲間たちの援護を受けて無事チェオクを助け出したソンベクは大怪我を負った彼女を胸に抱いたまま無我夢中で馬を走らせていた。
ちょうどその頃、ユンは悪い夢にうなされていた。まるでチェオクの身に起こったことが伝わるかのように苦しんでいた。傍に寄り添っていたナニが差し出す薬にも手を出そうとはしないユンだったが、ナニの 申し出を渋々受け入れ、薬を飲み干す。
山の砦に戻ると、ソンベクは他の者達にチェオクが女性であることを悟られないように配慮し、外に出るように伝え、一人チェオクの治療を始める。声ひとつ上げずに痛みに耐えるチェオクを優しくいたわるソンベク。
「ありがとうございます...。この世が嫌で、言葉を無くした様に生きてきました。これからもそうするつもりです」
痛みをこらえながらソンベクに感謝の言葉を伝えるチェオク。慈悲深いソンベクの優しさに触れるたびに切なさがこみ上げる。
チュクチの知らせでウォネからユンへとチェオクが撃たれたこと、大怪我を負ったことが知らされる。知らせを聞いたユンは大きな衝撃を受け、セウクの元へ作戦の中止を訴えに行こうと部屋を出る。すると部屋の外にはセウクが待っていた。今中止してしまうと、黒幕が誰なのかも分からず、そしてユンの復職も難しいだろうと話し、もう少しだけ待つようにユンを説得する。
苦しむユンの姿を見ていられずにとうとうチュワンは「行っていらしてください!」と馬を用意する。ユンはチェオクの元へと急いで馬を走らせるのだった。
少し回復したチェオクが部屋から出てくると、そこにはソンベクが微笑んで彼女を待っていた。「風にあたりに渓谷に行こう」と村人達が楽しく漁をする渓谷へと2人で向かう。渓谷ではソンベクを慕う民たちが笑顔で漁を楽しんでいた。一緒にはしゃぐチュクチに釘をさすチェオクだったが、チェオク自身も心が安らいでいるのだった。
そこへ怪我が良くなったスミョンが戻ってくる。楽しそうな村人たちの様子を見て嬉しそうなスミョンだったが、チェオクの姿を見つけると表情が曇る。ソンベクがチェオクを茶母と知りながら家族として迎え入れようとすることに反発するスミョン。我々の家族にしたい、と話すソンベクに、スミョンは我々のではなく、チャン頭領の家族にしたいのではと怒りをぶつける。「目が嘘だといっています」というスミョンに自分を信じられないのか、と大きな声を出すソンベクだった。
「皆初めから家族ではなかった。山賊盗賊、、少しずつ心を開き家族になったのだ」
あくまでもチェオクを迎え入れることを主張するソンベクにスミョンはファンボ・ユンが罷免になったこと、今がその機会だと訴え、ますますソンベクを怒らせてしまう。
村人たちの話から、ユンの罷免を知ったチェオクはチュクチに必ず戻ることを伝えると身支度を整えてユンの元へと向かう。途中、ソンベクが文書を使いの者に渡すところを目撃したチェオク。その文書には何か大切なことが書かれていると考え、ソンベクが去った後、覆面をして文書を奪い取る。そこへ現れたスミョン。激しい剣のぶつかり合いに、傷ついたチェオクは徐々に力を失っていく。チェオクが追い詰められたところへユンが助けに現れ、スミョンはまた怪我を負ってしまうのだった。
「生きていたのか」
泣きながらチェオクを強く抱きしめるユン。危ない目に遭い、怪我を負ったチェオクの姿に自分にとってチェオクがどれほど大切な存在なのか改めて知るユンだった。
チェオクが奪いとった手紙はセウクの親しい友人でもあるホンドゥあてのものだった。手紙には、万が一に備えて偽金の金型を保管してもらいたいと書かれていた。急いで討伐に向かうべきと話すチェオクの言葉にユンは都へと向かう。ユンとチェオクから話を聞いたセウクは信じられない様子で、大きなショックを受けていた。ユンがセウクに最近ホンドゥに新しい軍を率いて欲しいとの依頼を受けたことを伝えると、セウクは兄のように慕い、親友だったホンドゥが事件の首謀者であるとの疑いを持たざるを得なかった。そしてユンとチェオクにホンドゥを誘い出す夜、部屋の捜索をするようにとの令を出す。
セウクの部屋に呼ばれたホンドゥは何も知らずに嬉しそうに杯を手に取った。複雑な思いのセウク。その間に捜査に忍び込んだユンとチェオクはホンドゥの部屋の壁から偽金の金型を発見する。金型が見つかったことでホンドゥは捕らわれることになってしまう。セウクが捕らわれたホンドゥの元へと向かい、何故こんなことをしたかと尋ねるとホンドゥは全く身に覚えの無いことと驚いた表情を浮かべる。自分を全く信じようとしないセウクに落胆し、心を閉ざす。
ホンドゥの尋問が始まるが、これに対して自らが幼い頃から忠実に使えてくれていたホンドゥにかけられた疑いを信じたくはない国王は証人をすぐに捕らえるようにと怒りをあらわにするのだった。国王の優しさに涙を流すホンドゥ。セウクと共に討伐に向かうための準備をするファンボ・ユン。まさに討伐に向かおうとしたそのとき、アン録事がホンドゥが身の潔白を証明するため牢で自害したことを伝えにやってくる。