ヨンムンの華麗な剣さばきに心奪われたクンボクは、ヨンムンの後をつけ、自分に剣術を教えて欲しいと頼み込む。クンボクは、ヨンムンが海賊の一味と知らず、清海の地理について教えることを引き受けてしまう。これと引き換えにヨンムンはクンボクの願いを聞き入れ、二人は剣を交えながら、特別な時間を共有することで、次第に距離を近づけていく。

一方、チャンギョムのクンボクへ対する仕打ちは日増しに酷くなり、クンボクが気を失うほどに殴打する。兄のクンボクに対する仕打ちに耐えかねたチョンファは止めに入り、傷ついたクンボクを優しく介抱するのだった。そんなチョンファを偶然見かけたヨンムンは、彼女の美しさに息を飲む。盗人を見かけたヨンムンが大勢の民の前で剣を投げつけ、盗人を殺してしまい、騒ぎになる。ちょうどその場に居合わせたチョンファはあまりのショックに気を失う。

クンボクは、気を取り戻したチョンファの願いを聞き入れ、チョンファを連れて清海から見えるサヤン島へと船を出す。サヤン島の美しい景色を楽しむチョンファだったが、クンボクには悲しい海にしか見えないと聞かされ、彼の境遇に胸を痛める。二人は、この島で、互いに母を失ったことを打ち明けあい、特別な想いを抱き始める。

その頃、クンボクの父は、チュンダルの父から違法な商船の修理を引き受ける。全てはクンボクを唐へ向かわせるためだった。修理に足を運ぶクンボク親子は、修理する船が海賊船であることに気づいてしまう。

クンボクの父は、海賊船の修理に関わってしまったことで息子とヨンに危険が及ぶことを恐れ、二人を連れて清海を発つことを決心する。しかし、逃亡途中、追っ手に捕らえられそうになると、父は二人を逃がそうと別の方向へ向かい追っ手の矛先を自分へと向かわせる。不安そうに何度も父親の行った方向を振り返るクンボク。その頃、父の背中に、追っ手が放った矢がつきささり、クンボクの父は命を奪われてしまう。二人もとうとう捕らえられ、牢屋へと閉じ込められるが、この後、イ・ドヒョン率いる海賊が清海への攻撃を仕掛けてくる。この襲撃で、チョンファの父親までもが命を落とし、クンボクとチョンファは父親までも失ってしまうことになる。