海賊に襲われた清海は大混乱だった。牢屋に入れられていたクンボクとヨンを、混乱の中、スンジョンが助けに現れ、二人を逃がす。逃亡中の二人はチョンファの姿を見つけ、助け出すと、命からがら混乱の中から抜け出す。そこへ覆面をした海賊のヨンムンが現れ、一度はクンボクらとにらみ合いになるが、クンボクとの縁や、チョンファの悲痛な表情を見ると、ヨンムンはクンボクらを見逃すことを選び、その場を去る。
しかし、清海を出る術も無いクンボクらは、結局軍によって捕らえられると、海賊と内通した罪を着せられ、無人島へ流される。瀕死の二人の目の前に現れたのはスンジョン親子だった。チョンファの計らいで、スンジョンらに助け出されたクンボクとヨンは、その後、放馬場へと送られることになる。
一方、チョンファは兄とともに身を引き受けてもらう先を探していた。大きな商団を率いる大富豪の女性、チャミ夫人に才能を見出されたチョンファは、彼女のもとで暮らすことになる。チャミ夫人は、自分の利益のため、チョンファに様々な芸を身につけさせていくのだった。
過酷な労働に耐えかねたヨンが弱音を吐くと、クンボクは、何が何でも生き残るべきだとヨンを励ます。ある夜、空腹に耐えかねたクンボクが馬小屋へと向かうと、1人の男の影があった。この男性、チェ・ムチャンとの出会いで、クンボクの瞳に光が戻る。ムチャンは武芸に秀でており、クンボクは剣を巧みに操るムチャンの姿を羨望の眼差しで見ていたが、なかなか受け入れてもらえずにいた。
クンボクらが放馬場を離れ、町へでる機会を与えられると、スンジョン親子が二人が来るのを心待ちにしていた。そこでクンボクとヨンは、また騒ぎを起こしてしまうが、このとき、クンボクとヨンの機敏な動きに目をつけた男がいた。チャミ夫人の商団の校尉は、クンボクに語りかけ、名前をたずねると、商団の護衛兵についての大会があることを伝える。
スンジョンのお陰で、ムチャンが愛してやまない「酒」を手に入れることができたクンボクは、放馬場に戻ると、ムチャンに武芸を習うことを認められる。こうしてクンボクとヨンの二人は、ムチャンの指導の下、剣術に磨きをかけていくのだった。 |