【4話〜8話】
ムチャン師匠は武珍州の官庁から来た軍人達に連行され
ますが、実は官庁の命令で、貴族達の悪事を内偵する極秘任務を任せられるためという事情がありました。海軍に選抜されてしまったクンボクとヨンの二人は
軍に送られる途中逃亡し、武珍州の権力者であり、大きな財力を持つチャミ夫人と出会うことになります。
権力と利益のためならどんな汚い手でも使えるチャミ夫人の目に留まったクンボクとヨン。二人はチャミ夫人の私兵となり、今までとは一転した生活を送ることになります。
一方
清海に襲撃してきた海賊らにより、父も家も失ったチョンファの身を引き受けることになったチャミ夫人。チョンファを娘のように
想っている反面、私欲のために司正副令の愛人にすると冷たく言い放ちます。運命に逆らうことの出来ないチョンファは
、チャミ夫人の意思に従うことを受け入れますが、その頃再会したクンボクの優しさと意思の強さに胸が引き裂かれる思いでした。
また、この場に商人を装った海賊ら
(イ・ドヒョンやヨンムンたち)がチャミ夫人との商談に現れます。チョンファに恋焦がれていたヨンムンですが、彼女の姿を見るときの心は純粋なものでした。チョンファが愛人にされることを知ったヨンムンはこの司正副令を暗殺してしまいます。暗殺者の姿を見かけたクンボクは彼の後を追い、とうとう追いつきますが、この際ヨンムンは追ってきたのが少年のころに出会っていたクンボクと気づいていたため、殺さずに気を失わせて逃亡します。
この後、都督の秘密部隊の隊長暗殺を命じられたクンボクは、その隊長がムチャン師匠だと気がつき
、これまでの事情をお互いに伝えることに。ムチャン師匠からチャミ夫人の非道さを聞いたクンボクは、都督やムチャンと共に夫人の計画を潰そうと
決心します。クンボクは今回の一件が終わったら武珍州を出ようとチョンファに持ちかけ、チョンファはクンボクの考えを受け入れ、彼を約束の海辺で待ち続けます。ところが、ムチャンが生きているという事実が知れ、チャミ夫人にチョンファとの関係までも知られたクンボクは、命を奪われることに。チョンファの必死の願いを聞き入れたチャミ夫人により、クンボクとヨンは奴隷として唐へと送られることに
なってしまいます...。
唐で待ちかまえていたのはチュンダル。彼の企てで唐の砂漠の果て(生きては戻れないだろうといわれている場所)まで送られたクンボクとヨンでしたが、
この過酷な状況の中でもクンボクの絶対的な生命力の強さに思わず弱音を吐いてしまうヨンは支えられ続け
、また二人に襲い掛かった苦難を乗り越えていきます。