【9話〜11話】
クンボクとヨンが砂漠へと逃げ出し、馬に乗り命からがら歩く場面では
、“誰か助けて〜”と
視聴者誰もが感じていたでしょう。クンボクとヨンがチュンダルによって奴隷として遠くに送られたことを聞きつけたヨンムンは、チュンダルに腹を立て、自ら馬で砂漠の中へとクンボクらを救いに向かいます。この場面ではヨンムンがクンボクを友として心から大切に想っていたことが痛いほどに伝わってきま
す。
クンボクらは逃亡中、チャンギルによって
買い取られたことで、ヨンムンとはすれ違ってしまいます。チャンギルはクンボクとヨンの持つ精神力に目を見張り、二人を鍛え上げ唐で行われる剣闘士の大会へと出場させようと計画しますが、この大会では命を懸けての戦いになるため、クンボクとヨンは負ければ命が奪われるという
、なんとも悲しい立場となります。
この頃、チャミ夫人の商団はイ・ドヒョンが率いる商団(海賊側)との密貿易をはじめるために揚州へとチョンファを伴いやってきます。
揚州でチョンファを見かけたクンボクでしたが、
結局見失ってしまい二人はすれ違うことに。この剣闘場には、クンボクを護衛兵として身近に置きたいと考えていたソルピョン、そしてチャミ夫人も現れ剣闘場で戦うクンボクを見て驚愕
します。クンボクもまた、チャミ夫人の姿を見てチョンファが揚州に来ていることを確信します。
一方クンボクの消息をしらないチョンファに、ヨンムンは「生きては戻れない場所に送られた」と嘘を聞かされチョンファは大きなショックを受けます。チョンファ
へ商売に必要な知識を教えていたヨンムンは、チョンファとの距離が近づき始めたこの頃、彼女がクンボクに心を焦がす姿を見たくはなかったのかもしれません。
チョンファは愛するチャン・ボゴの悲しい知らせに衝撃を受けながらも、声を上げて泣くことすらできません...。胸の奥に痛みを封じ込め、ただただ涙を流すばかりのチョンファでした。
クンボクが剣闘場で命を懸けてクンボクが戦う相手はなんとムチャン師匠!!
“あ〜〜〜!!!ムチャン師匠が...”と心配したのもつかの間、クンボクは当然命を奪わないよう、止めを刺したよう見せかけ
ますが、当然クンボクもヨンも大きなショックを受けてうな垂れてしまいます。
クンボクとヨンは当時揚州で大きな力を持つ商団のリーダー、ソルピョンによってその身を引き受けられることになり、商団の護衛武士として中国語を学びながら、さらに武術の腕に磨きをかけていきます。ある日、商団の船の偵察を行ったクンボクは、ある女性の後姿を見て思わず「お嬢様!」と声をかけてしまいます。振り向いた女性は、紛れもない、愛するチョンファだったのです....。