IRIS episode 2.

韓国ドラマ"アイリス" 第2話 あらすじ
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アイリスOST




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【NSS 訓練施設】

閉じ込められた場所で拷問を受けたヒョンジュンは、必死に抵抗し自由を取り戻すと椅子を手にして強化ガラスに激しく叩きつけ、怒りに満ちた眼差しでガラス越しの見えない相手を睨み付ける。ヒョンジュンは、薬物を手に近づいてくる男に襲い掛か り、部屋から飛び出しすと、ふらふらとした足取りで廊下に出る。サウの姿を求めて館内をさ迷い歩くヒョンジュンは、サウが閉じ込められている部屋を突き止め、意識の朦朧とするサウを助け出すと、建物からの脱出を試みる。ところが建物の出口についた途端、要員に銃をつきつけられ、二人は再びとらえられてしまう。

暗い部屋に入れられ、肩を並べてなすすべもなく座る二人の前に、一人の男性が姿を見せる。NSS副局長のペク・サンだ。

NSSへの入局を歓迎する

気力を失わないヒョンジュンは、鋭い目線でペク・サンを見つめ、問いかける。

−ここはどこです?

今言ったばかりだろう、NSSと。国家安全局だ。どう表現したらいいか、祖国の平和、国家の脅威を取り除く組織ともいえる。君らがいた特殊部隊と変わりはない。ただ、NSSの存在は世間には知られていないだけだ

何故私たちにこんなことを?

苦しみを感じる時間だっただろう、だが、これはNSS要因になるための儀式だと考えてくれ。国家は君たちを選んだが、君たちには拒否する権利がある。今からでも放棄したければ戻ってもかまわない。NSSはすでに長い期間二人の能力を試していた。要因になるための条件を備えており、今、最後の試験も通過した。二人が決断を出せば、今から6ヶ月間の特殊訓練を受けることになる。良く判断して、決断しろ...

要点だけ簡潔に述べると、ペク・サンは部屋を後にする。ヒョンジュンとサウは、突然の出来事に一言も発することができず、しばらくうつむくと、互いの顔を見合わす。


【NSS 本部へ】 

NSS(国家安全局)への入局を決断したヒョンジュンとサウは、要員に促され、緊張した面持ちで本部へと向かう。そんな二人の前に姿を現したのはサウの先輩であるパク・サンヒョンと、二人が恋に落ちた女性、チェ・スンヒだった。衝撃を受け、顔色を失う二人の前で、淡々と職員の紹介を始めるパク・サンヒョン。

私はNSS対テロ室長パク・サンヒョンだ。まず、NSS要員として歓迎する

ファン・テソンです

−ヤン・ミソンです

ヤン・ミソンは大韓民国最高水準のハッカーだ。彼女がコンピューター業務の手助けをしてくれる。ファン・テソンは任務遂行に必要な全てのことを支援してくれるだろう。二人は戻れ...

−彼女はチェ・スンヒチームリーダー。プロファイラーだ。

室長がスンヒの紹介を続ける間、ヒョンジュンは自分の前から突然姿を消し、そして思いがけない形で再会したスンヒをじっと見つめ続ける。パク室長が部屋を出ると、青ざめた表情のまま後を追うサウは、少しお話したいと声をかける。

サウは誰もいない場所へ行くと、パク・サンヒョンに掴みかかる。

−最初から計画的だったのか?意図的に俺に連絡してきたのか?

サウお前が今していることは、皆に見られている。NSSの中にカメラを避けられる場所はない...

サンヒョンの言葉に、ためらいながら手を離すサウ。

そうだ。お前を連れてきたくて連絡したんだ。だが俺が身分を明かせなかったこと、お前も理解すべきだろう?

それでも先輩が何故俺にこんなことができるんだ?殺されるかと思ったぞ!

俺も通った道だご苦労さん今度一杯やろう、な?

その頃、ヒョンジュンは与えられたデスクに腰掛け、向かい側に座るスンヒをじっと見つめ続けていると、ヒョンジュンの視線に気がついたスンヒと視線がぶつかる。

−あの時講義室に現れたのは、初めから俺がターゲットだったからですか?

そうよ。キム・ヒョンジュンさんに対してプロファイルしなければならなくて、必要なことだったの。

−女優になるべきだな、マネージャーになってやる。金を稼げそうだ。

任務に従うため女優にもなるわ。私の演技はどうだった?

そんなふざけた話があるか?

その場にサウが戻ると、スンヒは二人を前にNSSの規則を並べ立てる。
 

 
【ヒョンジュン、サウ、スンヒ、サンヒョンの4人 ペク・サン宅へ】 

ペク・サンの自宅へ食事に招待されたヒョンジュンとサウは、ペク・サンの妻ですらNSSについて知らないことを察する。その後、ヒョンジュンら4人は場所を移し談笑を始める。そんな中ふと席を外したスンヒの元へ、ヒョンジュンが歩み寄る。

−どうして出てきたの?

俺に対してプロファイルするって?それなら何か分かったことでもあったのか?何ですか、それは?

−言えないわ

人をバカにしておいて謝るべきじゃないのか?偉そうにしてその程度か

言葉に気をつけなさい!私はあなたの上司よ!...私、失敗したことはないわ。プロファイルの内容についてどうしても知りたいなら教えてあげる。あなた、タフに見えるよう振舞うのは過去の暗い傷を隠すためだってこと。それに自己中心的だって事...もうひとつ自分を過大評価してるって事。そして私に一目ぼれしたって事もね。でも困ったわねこの会社は社内恋愛厳禁なのよ。例えば許されたとしても、キム・ヒョンジュンさんは私のタイプじゃないわ。過去にの傷が何かは知らないけれど、それを隠すためにタフに振舞う男が嫌いなのよ。そしてもう一度言っておくわ。私はあなたの上司だって気をつけなさい。もう一度こんなことしたら...

話している途中のスンヒを抱き寄せ、突然唇を重ねるヒョンジュン。驚いて身を離したスンヒはヒョンジュンの頬をぶつが、ヒョンジュンは介さずにまたスンヒに口づけする。

 【NSS 本部】

翌日、出勤してきたスンヒは、すぐにヒョンジュンを呼び出すと、人気のない場所へ向かう。監視カメラをキョロキョロと探すヒョンジュンに気づいたスンヒ。

−周辺を気にすることないわ。ここはNSSで唯一の監視カメラのない場所だから

ああ、なるほど。それで、秘密の話でも?

キム・ヒョンジュン。私が軽く見えるの?それともNSSという組織を軽く見てるの?私はあなたの上司で、NSSは要員間で私的な感情を抱くのは絶対にダメだってこと、肝に銘じて。

強い口調で言い放つと、職場に戻ろうと歩き出すスンヒだが、ヒョンジュンがすぐに呼び止める。

ちょっと待って!チームリーダー!...私がなぜNSSに入ったかご存知ですか?実は私はNSSに対する忠誠心とか、良く分かりません。特殊部隊にいたころも同じでした。命がけで遂行しなければない多くの任務を、それを可能にしたのは、愛国心とかそんなものじゃない。ただ、生まれて初めて楽しいと感じたんです。近づいてやってみて初めて、ああ、これが運命なのかと考えました。私がNSSを選択したのは、この危険で複雑な組織が、私にはすごく単純に思えるんです。命さえかければ、自分が面白く感じて、自分が運命だと思えることにずっと関わり続けられるのかなと...。私は要員としての忠誠心や、愛国心がなくても、自分が好きなものを最後まで貫こうと思います。講義室であなたを初めて見たときから、一度も軽く見たことなんてありません。そしてこれは冗談じゃありません

ヒョンジュンの真意を知ったスンヒは、ヒョンジュンが笑顔を浮かべて仕事に戻る後姿を見送った後、思わず口元を緩ませる。ヒョンジュンの天真爛漫さに触れたスンヒもまた、彼を愛し始めることになる。


科学室室長 オ・ヒョンギル室長の元へ】

スンヒはヒョンジュンとサウを連れ、信頼しているオ・ヒョンギル室長の部屋へと案内する。ヒョンジュンから目線を離す事のできなくなったオ室長が初対面のヒョンジュン相手に突然つぶやき始める。

「怪物と闘う人物は、その闘いの中で、自らが怪物にならぬよう心しろ」ニーチェの言葉だ。気をつけろ

呆気にとられたヒョンジュンとサウが部屋を出た後、スンヒに語りかけるオ・ヒョンギル。

−キム・ヒョンジュンという青年のファイルを見たが、怪物になる素質がある...

もう、そんな人じゃありませんよ。とても繊細な人なのに

何?もう奴に惚れたのか?

え?違います!
 

 【テロ犯入国情報】

NSSでは、テロ犯である可能性が高い日本人ヤマモトタカシの入国に目を光らせていた。初めての任務としてヤマモトの潜伏捜査に出たヒョンジュンとサウは、カジノで過ごすヤマモトの隣で流暢な日本語を話すスンヒの姿に驚く。ヤマモトの部屋に同行したスンヒは、ヤマモトの動向を監視し続ける。翌日、危険な任務を続けるスンヒは、とうとうヤマモトに気づかれ、危険な目に遭うことに。状況を察したヒョンジュンとサウが後を追うが、ヤマモトは地下鉄内で何者かに殺されてしまう。 

必ずいるはずの共犯者が狙うテロ対象を絞ることができずに苛立ちが募るNSS要員たちだったが、ヒョンジュンの脳裏にふと考えが浮かぶ。

私の考えではターゲットは大統領選の候補者では?

根拠を問われたヒョンジュンが、根拠はなく勘だと伝えると上司に一笑に付されてしまう。 ヒョンジュンとサウをこの事件から外すようにと言われた事で、苛立ったスンヒは二人をはずすかどうか判断するのはチームリーダーの自分だと主張すると、三人は一旦待機するようにと指示されてしまう。
 

【ヒョンジュン、サウと大統領選挙候補者護衛】

ヒョンジュンは大統領選挙最有力候補チョ・ミョンホの身辺を警戒し、サウとともにチョ・ミョンホの演説先へと向かう。周囲のビルを見回すヒョンジュンとサウは、建物の1つに目を留めると、サウにテロ犯の追撃をまかせ、自分はヒョンジュンはチョ・ミョンホの警護にあたる。狙い通りの場所でサウが犯人をとらえ、ヒョンジュンはもう一人の犯人が放った銃弾から大統領候補を守り抜く。

この件で一気に信頼を回復したヒョンジュンとサウは、SSUの真のメンバーとして歓迎され、二人は酒の席で上機嫌となったスンヒの部屋に向かうことになる。部屋で飲みなおした三人は開放感に包まれながら幸せそうに眠りにつく。翌朝目を覚ましたサウは、ヒョンジュンとスンヒが寄り添って眠る姿を見てしまう。
 

 【青瓦台

大統領に選ばれたチョ・ミョンホから、青瓦台(青瓦台)に招かれたヒョンジュンとサウ。一室に通されたヒョンジュンは、その部屋に飾られた一枚の絵画に目を留めると、吸い込まれるようにその絵画に近寄っていく。ヒョンジュンの様子がおかしいことに気づいたサウが声をかけるが、ヒョンジュンの脳裏には幼い頃の記憶がフラッシュバックのように浮かんでいた。優しい母の声がした。

〜ヒョンジュン 回想〜

ヒョンジュン触っちゃだめよ

大統領らしき人物に名前を聞かれるヒョンジュン。

−キム・ヒョンジュン。

−大人になったら何になりたい?

−地球を守るスーパーマン!

【サウの声】

−どうした?

−...ここに来た事があるかもしれない...

いつ?

 〜ヒョンジュン 回想〜

(見知らぬ男性の声)−お二人はMIT出身の核科学者で、核開発の先導技術を持つ方々です。

そのとき、ヒョンジュンの脳裏に自動車事故の瞬間の記憶が蘇り、車内で血を流す両親に銃口が向けられる様子が浮かぶが...