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존재（存在）INTERVIEWS−インタビュー(45.43)

:::チャ・ムヒョク役　ソ・ジソブ:::(12.40)

ええと...こんにちは、ソ・ジソブ...いえ、今はチャ・ムヒョクです。嬉しいです。

私が「ごめん、愛してる」の台本を初めて受け取り...台本をほとんど見ない状態でO.K.したんですが...この作品が私に来てくれたことを本当に幸運だと思います。このドラマの中で、キャラクターが、他のドラマでの5，6ほどのキャラクターがこの1つの中に全ているようでした。ですから男優としての欲が出て、やってみたかったし、私は幸いその幸運を掴んだ人物のようですね。

チャ・ムヒョクというキャラクターは、私が感じたのは...胸の内に大きな熱情と愛があり...愛に溢れたキャラクターですね。動物でいえば野良犬みたいで。ムヒョクを演じながら、台詞より、むしろナレーションの方が多いのですが、台詞として言葉にするよりも、ナレーションで伝えることが、こんなにも悲しいことだと初めて感じました。本当に素晴らしいナレーションが多かったと思います。

（独白のナレーション場面がいくつか紹介される）

今も映っていますが、表現が難しい部分が多かったです。（中略）言葉が出てこないような場面での撮影でとても悩みましたが、帽子や、表現できていたかどうか分かりませんが、ムヒョクは後ろ姿の歩く姿がすごく多いんですが、それで表現できるかもしれないと、そう考えていました。

元々ムヒョクは最後の日まで一度も涙を流すはずではなかったんですが...台本にはムヒョクが涙を流すシーンはありませんでしたが、演じてみたら、自然と涙が出てしまうシーンが多かったですね...。

個人的にムヒョクというキャラクターは楽しかったですが、ヒョヌ（ユンの恋人を誘惑するために変装したキャラクター）というキャラクターを演じるのが楽しかったです。ムヒョクには出来ないことを...独特のスタイルもそうですが、ちょっと悪役のように見えますが、個人的にはあの役を演じながら楽しんでいました。ヒョヌ...もっと長くヒョヌとして出られたらと、その点が惜しいです。

ムヒョクとウンチェが...愛が始まり、屋台ではじめてのキスシーンがあるでしょう？でもムヒョクはとても具合が悪くて...その後チヨンとウンチェとを錯覚して、あのシーンは今でも私ははたしてムヒョクがチヨンとキスしたのか、ウンチェとキスしたのか、今も気になっています。（インタビュアーに問いかけるように）それで、誰としたんです？私は？（笑）

ウンチェとのワンシーンの中で、記憶に残っているのは...地下道に向かう階段で、ウンチェがムヒョクに“愛してる、愛してる”と、一体何回愛してると言ったのかは覚えていませんが...その時ムヒョクは一言も言わないんです。その瞬間、ムヒョクがウンチェを抱きしめたり、愛してると言って...言ったなら...ムヒョクは死ぬことができないでしょう...。

ムヒョクが家の前でとても苦しい状態で初めて“母さん”と声に出したとき、ムヒョクもつらかったですが、演技をしているソ・ジソブという人間も、とても悲しかったです。その台本を読んで、“本当にどう演じたらいいんだろう”と悩みぬきましたが、幸い家の前に行くと、自然に出来たようです...。ムヒョクの立場で、あのシーンが、私にとって1番目の最も悲しかったシーンだったと申し上げておきます。

そして多くの方が愛する、ウンチェとムヒョクの建物の外での涙のキスシーン...。その場面も本当に記憶に残っています...。

私もそうですが、多くの方の記憶に残るシーンが、ラーメンを食べるシーンだとか...私もそう思いますし、多くの方もそうでしょうが、私はその最後のシーンの台本を読んで、これもまた考えに考えましたが、ムヒョクが母に初めて...最初で最後に、“ご飯ください...おばさんが直接作ってください”と、それでご飯ではなく、ラーメンを食べることになるんですが...（15秒ほどじっくり考えてから）1話から、最終話まで撮影してみて、最もつらいシーンでしたね...。最も悔しさが残る場面でもありました。

ムヒョクというキャラクターを演じて、始めから終わりまで体の状態が悪いので...序盤...病気のキャラクターですから、話が進むにつれ痩せて苦しむ姿を見せなければならないと、だから序盤はダイエットしましたが、後で、ダイエットしなくてもすごく痩せてきました。撮影がつらかったのではなく、私自身、演技に対するストレスを受けて痩せてしまったようです。

このドラマに出演して、正直...負担も大きかったですし...私が他のドラマで100％熱心にしたとすると、この作品は101%熱心にしたものです。自分が持っている能力以上に頑張りました。それで、幸い、視聴者の多くの方々に愛されたようです。

−ムヒョクの持つ“狂気”について

ムヒョクの持つ“狂気”をお見せする場面が少しあったのですが、監督と私とで撮影しながら、偶然のように、本当のようにお見せしたくて、私が...幼い子供まで本当に叩いたし...キスシーンも、本当のようにしましたし。それが大変でしたね...リアルに表現するのが...叩くような状況で、カルチは本当に泣きましたよ...カルチ、ごめんな...（微笑むジソブさん）。

−視聴者に向けてメッセージ

「ごめん、愛してる」を視聴して下さった皆さんに感謝申し上げます。私ソ・ジソブにとっても、死ぬまで忘れることのできない作品になりそうです。皆様が下さった愛を、私が、死ぬまで抱いていきます。本当にありがとうございます、これからも良い俳優として良い演技をお見せします。ありがとうございます。