母の愛を渇望しながらも、限られた人生で実母への復讐を決意したチャ・ムヒョク。20年間想いを寄せ続けた男性ユンと、ある日突然目の前に現れた野良犬のような男性ムヒョクの間で揺れ動くウンチェ。ムヒョクとウンチェが出会い、二人が心を寄せ合う様子がとても丁寧に、そして優しい色使いの中で映像化された「ごめん、愛してる」。ムヒョクの抱く悲しみをウンチェが優しく包み込み、癒していく過程を、ソ・ジソブさんとイム・スジョンさんが熱演されており、後半は二人が画面に映し出されるだけで涙がと浮かんでくるほどです。さらに、子供への愛情を与える機会を奪われたオド ゥリの苦悩も物語の大きな軸になっています。

ソ・ジソブさん演じるチャ・ムヒョクは、生まれてすぐに養子に出され、オーストラリアでデニー・アンダーソンという名を与えられますが、養父の虐待を受け10歳で家を出ます。その後はストリートチルドレンとして荒んだ暮らし送りました。そんなムヒョクを愛した女性チヨンもまた、7年もの歳月をムヒョクと過ごしながらも、オーストラリアの富豪と出会い、ムヒョクの元を去ってしまいます。傷つき、絶望したムヒョクは、さらに彼女を守るために銃弾を頭部に受け、余命が限られた人生を送ることに。

韓国に戻ったムヒョクを待っていたのは、貧しさゆえ仕方なしに自分を手放したとばかり思っていた母親が、実は女優として社会的に成功した人物だという非情な現実でした。失望し、苦悩した末、母親への復讐心を抱いたムヒョクは、徐々に彼女とその息子ユンに近づきますが、そんな中、メルボルンで偶然出会った女性ソ・ウンチェに出会います。ウンチェの一挙一動に不思議と心安らぐムヒョクは、今まで感じたことのない愛情をウンチェに感じ始めます。

ユンだけを見つめ続けてきたウンチェの前に現れたチャ・ムヒョク。礼儀も知らず、乱暴な言葉遣いの彼ですが、内面に抱く優しさに触れ、ウンチェは 会うたびににムヒョクに情を感じ始めます。ムヒョクの弱さや優しさに触れる度、彼に惹かれる気持ちを抑えきれず、二人は惹かれあう事になるのですが...。

ムヒョクとウンチェの愛が溢れる「ごめん、愛してる」を、ずっとずっと忘れないために、ドラマの魅力を思い出しながら、細く長く更新を続けていけたらと願っています。管理人所有のディレクターズカット版DVD（韓国版）ならではの魅力もお伝えできたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2009年7月　webmaster is