トップへ出演作品トップへ


アウトライブ
 原題:飛天舞 비천무

 


2000年韓国 監督:キム・ヨンジュン

出演:シン・ヒョンジュン キム・ヒソン チョン・ジニョン チャン・ドンジク キム・ハクチョル キム・スロ

 


【 is のあらすじ紹介&感想】

 原作に惚れ込んだシン・ヒョンジュン氏が、友人であるキム・ヨンジュン監督と手を取り合い、2000年に作り上げた作品がこのアウトライブ・飛天舞。is が天国の階段ガン&トークス、銀杏のベッドに続き出会ったこのアウトライブは今まで観たシン・ヒョンジュン氏の出演映画の中で一番大好きな作品です。大スクリーンで観た〜い!


 大地をも引き裂く無敵の剣術を書き記した伝説の秘伝書”飛天神記”。この秘伝書をめぐり、壮絶な闘争に巻き込まれてゆくチナ(シン・ヒョンジュン)とソルリ(キム・ヒソン)の悲恋を描いた壮大な物語。中国を舞台にモンゴル・漢・高麗の3国の権力争いが繰り広げられる中で、チナの勇ましい剣さばき とワイヤーアクションを駆使したシーンの数々が 、彼の絶対的な強さを見せつけます。そして美しい立ち振る舞いに胸の鼓動は高まるばかり。この後、チナが愛するソルリに想いを寄せる チュングァン(チョン・ジニョン)が現れ、一度は友情が芽生えた2人に亀裂が入ることに 。
 
 悲しい運命に引き裂かれたチナとソルリ。チナは 両親の仇をとるため、復讐の剣を振りかざしソルリの前に別人のようになって戻って来ることに。ソルリとの対面シーン、息子の命乞いをするソルリに、嫉妬をあらわにするチナ。う〜ん、切ない。この後、ソルリの家を去る際、ふっと振り返る姿・・・長髪を風になびかせ、悲しげな眼差しでソルリを見つめる表情が美しい!この表情、忘れられません。

 チナとチュングァンの友情も、このストーリーの大きな魅力のひとつです。チナが狙われたところをチュングァンが助けたことで絆が芽生えた2人。あの河原のシーン、「飛天神記が目的か!」と剣を取り走り出すユ・ジナの姿!大好きな台詞です。迫力満点!!
 ソルリをめぐり1対1での対決のシーンでは、崖から落ちてゆくチナを見つめるチュングァンの表情には”こんな勝ち方はしたくなかった、友よ”チュングァンの心の声(?)が聞こえるよう。最後の対決でも、ソルリと夫婦になりながらも自分は愛されてはいなかったことを知る チュングァンの悲しみに胸を打たれます。

 妹であるソルリを想う兄の愛、そして父と息子の愛。チナが息子を抱きしめながら、愛すればこそ、チュングァンの息子であるよう諭す姿に涙、涙。初めて観た時は手に汗を握り締め、ドキドキハラハラ興奮しっぱなしの私でしたが、何度か観る度に様々な魅力が見つ かり、味わい深い作品だと感じています。

 撮影地である中国の壮大な景観にも感動しますが、この映画では俳優陣が身に付けている衣装が美しい。特にチナの長髪と紫色の衣装、そしてソルリの美しさにもはっと息を呑むほどでした。
 音楽も素晴らしい。チナとソルリの悲しい胸中を表しているような笛の音色、そして戦うシーンでのギターの力強いサウンドが今も心に残ります。ソルリが舞うシーンでの胡弓の音色も心地よく、敵を撃つソルリの舞には”やった〜!!”と叫んでいました。 ラストシーンも美しい・・・は〜、たくさんの人に見てほしい映画です!
 

 

【pipiさんのレビュー】

 まず作品のスケールの大きさに圧倒されました。大陸調から現代風までシーンを盛り上げるさまざまな曲調の音楽。迫力あるワイヤーアクション。ドキドキ、ヒヤヒヤ、うっとり、ジーンのストーリー。
 そして、「ヒョンジュン氏」です。素敵でした。「目」だけで演技されるその演技力に脱帽です。戦いのシーンでの闘志みなぎる目、息子を見つめる切ない目。ソルリを愛しそうに見つめる優しい目。すべて焼きついています。悲しい運命でしたが、「サランヘヨ」の言葉に頼らずに表現した二人の想いが一層胸に響き、最期のシーンは悲しいながらも美しく心に染み渡りました。


 
【miyuminさんのレビュー】

 凄い映画でした。はじめのシーンで目だけ見えるヒョンジュン氏、画面が引き締まりましたね。あのぱっちりお目目、目だけでわかります!前半この映画はヒョンジュン氏のプロモ映画のような感じでしたが、それほどヒョンジュン氏が強烈!
 後半になると、いいですねぇ〜わんさかお気に入りに入れたい人達が増えました。
映画見るときって脇で光ってるひと見つけるのがすきなのよね^^。
ヒソンちゃんは輝いてました。薄幸のソリルを見事演じてました。時間おいてからまた見ると違った発見が出来そう、そんなお気に入りに入った映画でした。まだ観ていない皆様、どうぞご覧ください♪