ある少女の残像で始まる少年の殺人事件。事件が起こった後、少年が倒れている現場を目撃してしまったソ・ヘインは、現場に残されたペパーミントキャンディーを握り締め、呆然と立ち尽くしていた。

しかし少女ヘインの確証のない証言は周囲の大人に徹底的に無視されてしまい、事件は早期に終結する。

事件から12年が流れたある日、カン・オスは強力班刑事として日々奔走していた。正義感が強く、人情も厚い彼は周囲から慕われていた。

ソ・ヘインは、図書館の臨時司書として穏やかな日々を送っていた。そんなヘインの勤める図書館に、頻繁に足を運ぶ青年の存在があった。彼女はその青年に見覚えがあるようで、どこか懐かしさを感じ、興味を抱く。青年の名はオ・スンハ。貧しい人や、全てに見捨てられた人物らの弁護をすすんで引き受けるような模範弁護士だ。偶然にも、スンハが現在受け持つ事件は、オスの高校時代の同級生、、キム・スンギが容疑者となっている事件だった。スンハの弁護士事務所の事務長であるクァンドゥは、スンハがキム・スンギの弁護を無償で引き受けたことに、嫌な予感を感じるが、スンハはスンギとクァンドゥの過去の悪縁を知っても全く動じない。

ある日、オスの兄が経営するホテルの顧問弁護士であるクァン・ヒョンテのもとへタロットカードが届く。ある人物の仕業だと察知したクァン弁護士は、悪いいたずらだと考え気にも留めずにいた。オスの兄ヒスには、家の紹介で結婚したナヒという妻がいる。彼女の心には、夫ヒスではなく、オスの高校時代の同級生でヒスの秘書であるナ・ソクジンがいた。

一方、強力班のオス宛に差出人不明の不審な宅配が届く。「審判」と書かれたそのタロットカードを手に取るカン・オスは、誰かのいたずらだと笑い飛ばした。その少し後になり、オスはカン家の顧問弁護士であるクォン・ヒョンテ殺人事件を受け持つことになるが、事件現場で自分に届いたものと全く同じタロットカードを発見し、表情を曇らせる。 

オスはベールに包まれた殺人事件を調査する間、事件現場にあったタロットカードを描いた人物、ソ・ヘインに会う。ヘインの描いたタロットカードが、彼女の友人が運営するタロットカフェで盗難にあっていたのだった。自分と被害者のもとへ届いたタロットカードの意味を尋ねるオスに、ヘインは、審判には今までの行いの結果が出るときを告げる意味を持つカードであることを話す。良い意味に受け止めるオスに対し、そうではなく、罪を償うときが来たこと、そして避けてきたことと向き合うときがきたという暗示があると伝えるへイン。

パン班長からソ・ヘインの持つ力について聞かされたオスは、ヘインの待つタロットカフェへ班長とともに向かう。