カン・オスはパン班長の紹介でヘインを訪ね、へインがサイコメトラーとして特殊な能力を持っていることを知る。半信半疑で見つめるオスの前で、彼女はタロットカードを通して残像を見る。この際ヘインは、審判のタロットカードの残像の中に、目の前にいるカン刑事が見えたことに驚く。その場に弁護士のオ・スンハが現れ、オスはスンハと初めて顔を合わせることになる。オ・スンハは事件のあった夜、殺されたクォン・ヒョンテ弁護士の携帯電話にメールを残していたのだった。どんな用件で繰り返し連絡をしたのかと事情を聞くオスと班長に、スンハは現在抱えている件についての相談だ、と冷静に答える。容疑者として浮かぶチョ・ドンソプについても、スンハはただ「知らない」と答え、カフェを去っていく。
事件の糸口を見つけることができないオスだったが、タロットカードがまず自分宛に先に送られてきたことで、予告殺人の可能性があると考える。ヘインの残像に見えた黒い革の手袋と、ハサミのこと、手紙を送ってきた人物は几帳面であることを聞かされたオスらは、ヘインの助けを借りながら捜査をすすめていく。宅配を送った人物は学生であり、その学生はある男に依頼され、宅配を出していた。その男が手にはめていたのは黒い革の手袋だったことも知る。パン班長に被害者がカン家の顧問弁護士であったことを打ち明けたオス。パン班長は、この事件はカン・オスの父に恨みを抱いたものの犯行では、と感じ取る。捜査をすすめる段階で、スンハの取った行動に疑問を抱いたオスはスンハを訪ねていく。被害者への電話の意図に納得がいかないオスはスンハを問い詰めるが、「私は嘘をつく必要がない」と軽く返されてしまう。オスとミンジェはその後の捜査の中で、チョ・ドンソプが受けた判決の不当さと、刑務所へ収容されていた頃に送られてきていた手紙の存在を知ることになる。
そんな中、ヘインと母の通う教会の奉仕活動である炊き出しの日、ヘインの目の前にオ・スンハが現れる。ヘインに名前を聞くスンハの優しそうな微笑みに、ヘインは心が温かくなるのを感じる。
一方、警察署のカン・オスに新たなタロットカードが送られてくる。オスが不吉な予感に暗い気持ちになっていると、事件の容疑者チョ・ドンソプが出頭してくる。 |