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韓国ドラマ 魔王

あらすじ 第3話


神は運命を予言するが 人間は運命を変える


신은 운명을 예정하지만 인간은 운명을 바꾼다
シヌン ウンミョヌル イェージョンハジマン インガヌン ウンミョヌル バックンダ
 

 



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カン・オスは出頭してきたチョ・ドンソプに事情を聞くが、彼は全く口を開かない。その態度に苛立ち始めたオスの前に、オ・スンハが彼の弁護人として現れる。チョ・ドンソプを知らないといったスンハが現れたことで、オスはスンハを問いただすが、昨日お会いしたばかりだとスンハは平然と答える。 

チョ・ドンソプの取り調べを進める中、容疑者は故意に刺したわけではなく、その場にあったナイフで逆に自分が脅されたために起こった出来事で、不可抗力であると主張する。容疑者がその場を訪れたのはただ謝罪の言葉が欲しかったからであることも。声を荒げるオスに対し、スンハは冷静な口調でオスを制止し、取調べを切り上げようとするとオスが厳しい表情で切り出す。

−罪の無い人が死んだんです。その人は妻と、結婚を控えた息子がいた父親でした。孫との時間を過ごすのを望んでいた他人の人生をここにいらっしゃる弁護士さんの依頼人が一瞬で奪ったんです。

このオスの言葉にスンハは鋭い視線を向ける。

−この世は完璧だとお考えですか?もちろん、刑事さんの仰ることは分かる部分もあります。罪があろうとなかろうと、裕福であっても貧しくても人は必ず誰かにとって大切な存在なんです。家族にとっては命にも代えがたい大切な存在でしょうね。 

−弁護士さんはちょっと黙っていてくれますか?

私は警察のためではなく、私の依頼人のためにここにいます。

私は弁護士さんのためではなく、被害者のためにここにいます。

彼は検挙されたのではなく、自首したんです。その点をお忘れなく。

沈んだ気持ちでこの日の取調べを終えたオスに、パン班長は、チョ・ドンソプの証言した録音テープが見つかったことと、彼の証言が間違ってはいないだろうと話す。チョ・ドンソプが単独犯でないと思い込んだオスは、取調べ時間外であるにもかかわらず、チョ容疑者の元へ向かい、自白を強要するかのような威圧的な態度をとり、彼が服役中に受け取った手紙の差出人を聞き出そうと大きな声をはりあげる。すると、チョ・ドンソプは、共犯者などいないこと、そして手紙の差出人名は毎回違っていたこととを主張する。その手紙の最後に書かれていた言葉を思い出し、オスに話す。オスはミンジェとともにチョ・ドンソプ宅を捜索しているところ、チョ・ドンソプ宛の手紙が届く。手紙の内容は、彼を励ます言葉だった。2人は手紙の内容から、誰かがチョ・ドンソプを利用したのではと推測する。

そんな中、スンハの事務所に一人の雑誌記者が訪ねてくる。ソン・ジュンピョと名乗るその男性は今回スンハが引き受けたチョ・ドンソプの関わった事件に関心を持ち、様々な疑問をぶしつけに投げかけてくるが、スンハは堂々とチョ・ドンソプの正当性を主張する。

捜査に行き詰まりを感じていたオスはヘインを訪ねていくが、ヘインの見た残像は容疑者が主張することと一致していた。送られてきた「正義」のタロットカードに触れ、残像を読むヘインは、ぬいぐるみを手にした少女の姿とカン・オスの姿を見てしまうが、そのことはオスには伝えずにいた。ヘインはオスに偶然触れてしまったとき、オスの暗い過去を見てしまう。オスはヘインに「正義」のカードの意味は、基本的な思考や公平な決定が必要だという暗示があり、カードの女性が持つ両刃の剣は創造と破壊、生命と死を意味しており、どちらを読むかで未来が違うことを聞かされる。

かつての恩師を殺したかもしれない容疑者を無償で弁護する理由をスンハに尋ねるオス。この問いかけに、スンハはいつもの微笑を浮かべながら、カン刑事は犯人を選んで逮捕するんですか?と切り返し、今回の事件はチョ・ドンソプの正当防衛を主張する考えでいることを伝え、オスに背を向ける。

その夜、ナ・ソクジンのマンションにはオスの義理の姉ナヒが夕食の支度をしながらソクジンの帰りを待っていた。ソクジンが家に入ると同時に、その日出所したばかりのキム・スンギがすかさずマンションに入ってくる。スンギに顔を見られたナヒは慌てて身を隠すが激しく動揺する。ソクジンは恋人を紹介しろ、というスンギの腕を掴み、出所祝いをしようとスンギを連れて出かけていく。

スンギの同級生であるオスは、テシク、ソクジンらとともに、友人スンギの出所祝いで集まるが、その場で思いがけない人物が現れて驚きを隠せない。現れたのはスンギの弁護人、オ・スンハだったのだ。