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韓国ドラマ"このろくでなしの愛" 第3話

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このろくでなしの愛
韓国版DVD (英語字幕)
 

 



차은석 경호원 자리... 내가 산다.
チャウンソク キョンホウォン ジャリ    ネガサンダ

「俺が買う...チャ・ウンソク警護員、俺が買った」
 


テチュンに通帳を差し出し、これは何だと聞かれた後のボックの台詞
 


【格闘技道場 ボックとテチュン】

ウンソクの警護員の訓練を引き受けたボックは、相手が大怪我を負うことを知りながら力いっぱい叩きのめした後、一人道場のリングにぼんやりと腰を下ろしていた。そんなボックのもとにテチュンが駆け寄る。

−お前、どうかしてるぞ。少しスパーリング練習をして体力を増強するといっただけなのに、相手を叩きのめしてどうする?おい!全治10週間だぞ!あ〜、マジでどうかしそうだ、全く...

黙ったままテチュンに通帳を手渡すボック。

−俺が買う...チャ・ウンソク警護員、俺が買った

悲痛な姿で横たわる兄ミングのために、ウンソクの心を踏みにじることで復讐しようと決意するボックの脳裏には、幼い頃の記憶が蘇る。

【ボック 子供時代 回想】

−父ちゃん、悪い奴なんだろ!

幼いボックの言葉に酒のビンを片手に苛立つ父親。

−何だって?こいつ今何を言ってる?

−仲間が言ってた...お前の父ちゃんは悪い奴でヤクザだって!それで母ちゃんも逃げたって...母ちゃんを探し出せ!母ちゃんを探して連れて来い!

−こいつなんて事を...誰が言った!誰が!

ボックを押さえつけて声を張り上げる父親の背後から、ミングが駆け寄ると、ボックを守るように抱き上げる。

−殴るな!ボックを殴るな!ボックを殴るなって!

−お前どけよ!どかないのか?そこをどかないとミングお前を殴るぞ!

父親の暴力から自分を守ってくれたのはいつも兄ミングだったことを思いながら、ボックは心の中でつぶやく。

−知らないね...思い出せない...お前が俺にとってどんな存在だったか、死んでも思い出さないぞ...お前の悲痛で湿っぽい愛なんて、俺に話すな...知ったこっちゃない...お前の無念で悲しい愛なんて、黙ってろ、口にも出すな...俺は知らねぇ...弱者のお前なんて、追い払われて踏みにじられて...そうやって生きるのさ。この世なんて元々そんなもんだろ...。悔しがることはない、悲しむこともない...

【武道場】

警護員として訓練を受け始めたボックは、ずば抜けた運動神経で頭角を現し、ウンソク専属の警護員の座を簡単に手に入れてしまうと、ヒゲをそり落とし、髪を短く切り、新しい姿に生まれ変わる。

−お前の苦痛、お前の悲しみ、お前の怒り...俺の知ったこっちゃねぇ!

【ボック ミングの病室】

兄の病室で、ボック意識のないミングの体をタオルで丁寧に拭きながら、弱々しい体を抱きあげると、ミングにつぶやく。

−連れてきてやるよ...チャ・ウンソク...お前の前に連れてくるから...お前がその女のようにはなれないなら、その女がお前のようになればいい...。お前よりもっと悲痛に惨めに...

兄の頭の後ろに手をまわし、目線を合わせようとするボック。

−逃げずに、避けずに、ここにいろ...死なず!どこにも行かず...チャ・ウンソク、お前の前で跪く日まで、じっとここにいろ...

【ウンソク インターネットカフェ】

誰の邪魔も入らない空間でゲームに夢中になるウンソクの携帯に、ジュンソンからの電話が入る。祖父の誕生日に一緒に行こうというジュンソンの言葉に耳を貸さないまま、ウンソクは電話を切ってしまう。

【ジュンソン ブティック】

ブティックでウンソクの洋服を選ぼうとしていたジュンソンは、ウンソクに相手にされず電話を切られてしまい、近くに待機していた警護員のボックに手を貸してほしいと声をかける。赤いドレスを手にしたジュンソンは、ボックにガールフレンドがいることを知り、ドレスを一枚プレゼントすると言い出す。

−結構です

−これから僕の彼女を任せる方なのに、この程度の好意は受けてもかまわないだろう?

−自分の彼女のものは、私が買いますので、結構です...

−私は自分の彼女が誰にも負けないくらいに最高でいてほしいと思います。ですから、彼女の周辺のあらゆるものが、彼女に吹く風でさえも最高であって欲しいんだ。ミスター...

−カン、です。

ジュンソンはボックにネクタイを選ぶと、これまでボックがつけていたネクタイをはずし、新しいものを身につけさせる。

−ミスターカン、少し気を遣っていただけませんか?

−はい、そうします

ボックはウンソクを迎えるために車に乗り込むと、ジュンソンに贈られたネクタイをすぐにはずしてしまう。そしてウンソクのいる映画館へと向かい、上映を中断させ たボックは、周囲がざわめく中ウンソクの姿を探し始める。

−申し訳ありません。急用で人を探しています。長くはかかりません。失礼いたします。

観客席に深々と頭を下げたボックは、鋭い目線でチャ・ウンソクの姿を探し始め、帽子を深く被り、ポップコーンを口に運ぶウンソクの姿に目を留め、彼女に近づいていく。

−お迎えに参りました

自分を見て頭を下げる見たことのない男性に、ウンソクは眉をひそめる。

−どなた...?

−キム・ジュンソン室長からの使いです。これから警護員をさせていただく、カン・ボックといいます

〜中間タイトル〜
 

【エレベーターの中〜車で移動 ウンソクとボック】

ウンソクはボックに警戒心を抱きながらも、しぶしぶと後についてエレベーターに乗る。

−あ〜、何なのよ...もう、恥ずかしい...電信、じゃなくて...キム・ジュンソンさんに言われて来たの?

ウンソクに背を向けたまま「はい」と返事をするボック。

−キム・ジュンソンさんが私をこうして大勢の人の前で恥ずかしい思いをさせろって頼んだの?

−申し訳ありません

ボックに近づくウンソク。

−私も殴ろうとしてるでしょう?最後まで意地を張ったら私も...殴るためだけ?正体もまともじゃなさそうだし、殺すつもりなのね?そうでしょう?...わ〜、怖い。警護員じゃなくてあなた殺し屋でしょう?言うことを聞かないと殺すのね?あなたね、戻るとすぐにクビよ。キム・ジュンソン室長に話してすぐにやめさせてって話すわよ。あ〜、どうしよう、お気の毒。初出勤の日から...。家長ではないわよね?助けの必要なご両親がいるか、食べさせなければならない妻と子がいるとか、そんな状況ではないでしょう?

ウンソクは精一杯の嫌味を言い、ジュンソンの送った警護員をやめさせようと必死になる。その後も何とかボックから逃れようとするウンソクだったが、彼女の運転する車をピッタリとマークして走るボックの車から逃れることができない。乱暴な運転で逃げ切ろうとしたウンソクは、ボックの運転する車に行く手を遮られ、急ブレーキを踏み、額に軽 い怪我を負う。

【病院 ウンソクの病室前】

ウンソクの病室前で待機するボックの前に、慌てた様子のキム・ジュンソンが駆けつけると、ボックからウンソクの怪我の状態が深刻なものではないことを聞いて安堵のため息をつく。

−これしか方法がなかったのか?目的のためなら、手段と方法を選ばないようだね。そうなの?

−そのようです...

−正直でいいね

お辞儀をしてジュンソンに背を向けるボックに、ジュンソンがどこに行くのかと問いかける。

−解雇されるのではありませんか?

−次にこんなことがあれば、そのときはまず解雇でしょうね。どのみち正式な勤務は明日からじゃないかい?これからお手柔らかに頼むよ...


【ミスクとタジョン】

タジョンはボックの兄ミングの治療費がかさみ、ボックに大きな負担になっていることを心配し、ウンソクとミングの写真を利用してウンソクからお金を受け取ろうと考えていた。話を聞いたミスクが怪訝な表情を浮かべると、すでにチャ・ウンソクの家にミングとウンソクとが一緒に写った写真を送ったとのタジョンの言葉に驚く。

【病室 ジュンソンとウンソク】

病室で憔悴しきって眠るウンソクの寝顔を見つめていたジュンソンは、ウンソクが寝言でしきりにミングの名を呼ぶのを聞いてしまい、彼女の心の中にいるミングの存在の大きさを改めて思い知らされる。ウンソクが目を覚ますと、寝たふりをするジュンソン。ウンソクは何度もジュンソンの名を呼び、座ったまま寝たふりをするジュンソンの体を揺らすと、ジュンソンが病院の床に倒れこむ。咄嗟に彼を支えようとしたウンソクは、ジュンソンと一緒に倒れてしまう。

−どうしたの?セクハラしてるの?

−え?

−あの時まさにこの状態でした。酒に酔って倒れそうになったウンソクさんを支えようとしたら、こんなふうに...あの時もね。これで僕を信じた?

黙ってうなずき離れようとするウンソクをしっかりと掴むジュンソン。

−あなただけが被害者だと思わないで。私もこの10年死力を尽くして築き上げたものを一瞬で崩された。私も胸に抱く女性がいたし、愛というもの、どんなものかも知ってる...

−そうなの?本当に愛を知ってるの?

−ええ..

−いいえ、わかってないわ。あんたが本当に愛を知ってるなら、こんなことできない...。他の男を愛してる女に、あんたの自尊心のために、どんなに冷淡なことをしているか...あんたみたいな奴は最低よ...

【ウンソクの家】

ウンソクの家では差出人不明の封筒で送られてきたミングとウンソクの写真に騒然となり、写真の送り主が金を要求していることから、ミングに対し家族が疑いを持ってしまう。警察に電話をすると騒ぎ立てる母を制止し、ウンソクは自分が一人で行って来るから誰もついてくるな、と毅然とした態度で接する。ウンソク自身、相手がミングであってほしくないと願っていた ため、自分の目で確認しようと決心する。

【待ち合わせのカフェ】

ウンソクとの待ち合わせ場所に向かったタジョンは、もうやめにしてこれからでも家に帰ろうというミスクの言葉 に耳を貸さず、ボックの手を汚させないためにも、ボックの兄ミングのために我慢しろとミスクを叱咤する。

その夜、沈んだ表情で一人きりで外出するウンソクの後姿を見つめながら、ボックはその場にタジョンとミスクがいることも知らないまま、ウンソクの 後に車をゆっくりと走らせる。

ウンソクは約束場所のカフェに入ると、彼女を待っていた二人の前に座り、じっとミスクの顔を見つめる。

−ミングオッパの弟さんですか?

−はい?...はい...

タジョンが二人は10年ぶりに再会したことを伝えると、ミスクを優しい表情で見つめるウンソク。

−ミングオッパが会いたがっていたわ。良かった、本当に良かった...

−正直僕は、こんなのはだめだって、こんなのは人間のすることじゃないって言ったんです...

次々と嘘を並べるタジョンとミスクを前に、ウンソクはミングを誤解し、裏切られたと思い込み深く傷ついてしまう。あまりの衝撃に手元にあるコーヒーに砂糖を次々足していくウンソク。

−写真ください。お金はあげますから...。写真とお金を交換するんでしょう?

ウンソクの言葉に、タジョンが黙って写真の入った封筒を手渡すと、幸せだった頃のミングと自分の写真を手にしたウンソクの心に、悲しみがこみ上げる。

−12枚ね?この写真1枚ごとに、1,000万ウォンあげるっていうのはどう?

自分たちが提示した金額より多い額を言ってきたウンソクに、驚いて目を丸くする二人だったが、ウンソクは足りなければもっと写真を持ってきてくれたら1枚ごとに2,000万出すと淡々と伝える。

ウンソクの胸の内を知らないまま、ボックは車の中で眠っていた。ボックがその場にいることに気づかないタジョンとミスクは、ウンソクを一人残し店を後にする。

信じて、愛していたミングに裏切られたと誤解したウンソクは、放心状態で砂糖がたくさん入ったコーヒーを口にする。

−どうしてこんなに苦いの...すみません...砂糖もっと下さい..

タジョンとミスクが帰り、ふと目を覚ましたボックは、長い時間店から出てこないウンソクが気になり、車から降りて夜空を見上げていた。復讐心を抱いて接近したボックだったが、ウンソクに接するたびに別の感情がわいていることに、本人もまだ気づいていなかった。店から顔色を青くしたウンソクが出てくると、ふらふらした足取りで歩くウンソクの後姿を見つめるボック。ショックで道端に倒れこみ、立ちあがれなくなったウンソクに近づいていくボック。

−手を貸しましょうか?

黙って一人で立ち上がろうとするウンソクだったが、うまくいかず、見ていられずにボックがウンソクをかかえるようにして立ち上がらせる。

−私と勝負する?戦ってみよう。私がそちらさんの頬を殴るから、そちらも私の頬を殴るのよ

ウンソクの様子がおかしいと気づいたボックは、淡々と「家までお送りします」と答える。

−言わないわよ。キム・ジュンソン室長には言わないから...

−車を持ってきます

背を向けて車に向かって歩き出すボック。

−勝負しようって!レオン!

車をウンソクの前につけたボックは、一度車を降りると後部座席のドアを開けてウンソクに車に乗るよう促す。

−それなら私だけ殴るから、ちょっと我慢してて。もしくは私が殴られるから、あなた私を殴って。言わないってば!覚書でも書こうか?私 のこと嫌いでしょう?一度スッキリ負かしたくないの?私がボロボロになって泣く姿見たくない?

ウンソクと目線をあわせないまま、ボックはようやく重い口を開く。

−帰りましょう。もう遅いです...

ウンソクは後部座席のドアを乱暴に閉めると、苛立ったように助手席に乗り込む。運転席に戻ったボックがウンソクがシートベルトをつけていないことに気がつき、助手席のシートベルトに手を伸ばすと、突然ウンソクがボックの頭を叩き、耳を引っ張り、心の痛みをボックに次々とぶつけてくる。

−憎らしいでしょう?頭にきたでしょう?だからそちらも私を殴ってよ、ほら!

ウンソクは頭をボックの肩に押し付けるが、ボックは介さずに、彼女の全てを受け止めたまま車を走らせる。ウンソクがようやく落ち着いたとき、ボックの携帯に病院から兄の病状が悪化したとの連絡が入る。青ざめた表情で車のスピードを上げ、ウンソクの家とは別の方向へ向かうことを不審に思ったウンソクが、どこへ行くのかと問いかけるが、答える余裕もないボックは無言のまま病院へと急ぐ。

【病院 ミングの病室へ走るボック】

病院の玄関前に車を止めたボックはウンソクを助手席に残したまま、ミングのもとへ駆けつける。 ミングのいる病室の扉を静かに開くボックの前では、医師が必死でミングの命を救うため処置を続けていた。いったん症状が落ち着いたミングだったが、担当医は予断を許さない状態だとボックに伝える。

−...爪が伸びてるからだな?

−はい?

−爪切りありませんか?爪を切ってあげなきゃな...。こいつは爪が1ミリでも伸びると耐えられなくてイライラするんですよ...爪切ってくれってことだろう?

ボックが胸を痛めながらミングの爪を切っているとき、ウンソクは車の中でミングとの写真を1枚、1枚と破っていた。

ミングの心を傷つけた女性チャ・ウンソクがすぐそこにいる...ボックは兄の痛々しい姿を見たことで、再びウンソクへの怒りがこみ上げ、涙を流したまま眠っていたウンソクを車から引き摺り下ろすと、片手を強く掴んだまま嫌がるウンソクをミングの病室まで無理やり引っ張って連れて行く。ミングの病室の前にたどり着き、ボックがウンソクの手を離すと、ウンソクは病院の廊下で大きな声をあげて泣き出してしまう。騒ぎに驚いて駆けつけた看護師に出て行くように注意されるが、ウンソクは泣き叫び、ボックはそんなウンソクをミングの病室までは連れていくことをやめ、彼女を残してその場を離れてしまう。

−カン・ミング、悪い奴...カン・ミングのバカ...

ウンソクは扉の向こうに眠るミングの存在に気づかないまま、ミングに裏切られたと思い込み、泣き崩れる。ウンソクはしばらく泣いた後、ふらふらと外へ向かうと、車に寄りかかるようにして立っているボックに近づく。

−あんた、何者?正体は誰?私がもしかしてあなたに何か失態でも?

うつむいたまま無言でウンソクの言葉に耳を傾けるボック。

−何か悪いことをした?私が殴ったことで復讐されてるの?...私に恨みでもあるの?何よ、チャ・ウンソクが見れば見るほどつまらない?たいしたこともない奴がトップスターだなんて笑えもしない?この程度の女、どうして俺が警護までしなけりゃならないかって?恥ずかしくて汚らわしくて気に障る?

ようやく顔を上げたボックは、自分自身を蔑むような言葉を並べ立てるウンソクに何も言葉が出ず、後部座席の扉を開く。

−私を引きずって行こうとしたのはどこなの?どこに私を犬みたいに引きずって行こうとしたのよ!目的地があったんでしょう?病院にはなぜ来たのよ!

−乗ってください...

−Thank you very much よ、どっちみち。すごく泣きたかったんだけど、思う存分泣けたわ、あんたのおかげで...ありがと。

車には乗らずにボックの横を通り過ぎたウンソクに、ボックが問いかける。

−聞きたいことがあります。チャ・ウンソクさん...愛ってどんなものですか?
 

【ウンソク 海辺の撮影現場】

仕事に戻ったウンソクは、浜辺の魚売り場で撮影をしながら、その日も何もなかったように平然と警護の任務を務めるカン・ボックの後姿を見つめていた。ウンソクがふと目線を足元に戻すと、大量のアワビが視界に入り、ウンソクの脳裏に悪夢が蘇ると、突然アレルギー症状が出てしゃっくりが止まらなくなってしまう。

−ママがアワビを採ってくるからね。ワカメもね。ママがお金がなくてうちのウンソクにお誕生日も贈り物もしてあげられないもの、ワカメスープくらい作ってあげなくちゃね...

ウンソクの母親は、彼女が幼い頃、アワビを採りに行くといったその夜に、浜辺で軍からの誤射を受けてウンソクの目の前で命を落としてしまっていた。

安静が必要な状態になったウンソクは撮影を中断し、ミソンとともにホテルの部屋に戻るが、連絡を受けたキム・ジュンソンがホテルに到着する頃には、一人で浜辺に向かっていた。

真っ暗な海辺を一人歩くウンソクは、この世を去った母親への恋しさを募らせたまま暗い海を見ながら涙を浮かべていた。そんなウンソクを見守る一人の男がいた。ボックだった。言葉に出せない大きな痛みを抱え、しゃっくりの止まらないウンソクを黙ったまま見つめていたボックは、立ち上がり、よろよろと歩き始めるウンソクの腕を掴んで抱き寄せると、突然ウンソクにくちづける。
 

 

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