強力班刑事ソ・ハウンは、20年前の交通事故のため、7才以前の記憶を喪失したまま、ソ・ジェスによって育てられていた。チェスの娘で、ハウンが自分の命のように愛する妹ソ・ウナと共に暮らすことで、ハウンは幸せな日々を送っていた。
チェスは美しく聡明な女性に成長したウナが彼女にふさわしい男性に出会うことを心から願っていたが、ウナは頑なに拒否する。チェスがハウンにウナが医者との見合いをするよう説得してくれと話すと、ハウンはチェスの心境を察し、複雑な気持ちでウナに見合いをすすめる。ハウンを愛するウナにはそんなハウンの言葉が空しいだけだった。
一方、ハウンの管轄内のホテルで起こったイム・デシク自殺事件を調査していたハウンは、”自殺“という見解に釈然とせず、持ち前の勘の鋭さで事件への糸口を発見する。ハウンの所属する班に新たに赴任してきたキョン・ギド班長もまた、この事件が20年前に起こった先輩刑事の死と関連があることを直感していた。
イム・デシクの死によって一番得をする人物だと考えたチェ・ドンチャンを訪ねたハウンと同僚刑事スチョル。ハウンが容疑者として疑う人物チェ・ドンチャンは、ハウンの顔を見た途端動揺するが…。 |