20年前、事故で父と双子の兄を失って以来、心の傷を抱え、冷淡で理性的に生きてきたユ・シニョク。義理の父が会長を勤める武陵建設の副社長であるシニョクは、学生時代からの知り合いであり、国会議員の娘であるイ・ガンジュとの結婚を急いでいた。周囲はみな政略結婚だと受け止めていたが、シニョクの真情を知るものは誰一人いない。 

シニョクの友人で、ライバル企業のJ&Cグループの会長を父にもつチョン・サングクの息子チョン・ジヌは、父の友人イ・テジュン議員の出版記念パーティに参加した日、ホテルのアルバイトをするウナに出会いひと目で好意を抱く。ウナへ近づくチヌだったが、ハウンを想うウナにはチヌは全く相手にされず、冷たく突き放される。 

一方、イム・デシク自殺事件を調査していたハウンは、この事件は自殺事件ではなく、チェ・ドンチャンによる他殺事件であると確信していた。チェ・ドンチャンを調べるうち、国会議員であるイ・テジュンが事件に関連していると知ったハウン。ところが、突然の警察署長の捜査中止命令に驚きを隠せず、激しく反発する。

その頃、イム・デシク自殺事件を調査する刑事が、20年前に父親とともに命を落としたはずのユ・ガンヒョクと同一人物であると知ったイ・テジュン、チョン・サングク、チェ・ドンチャンの三人は、過去を封印するために策略を練るが…。