Chuno stories


韓国ドラマ"推奴(チュノ)" あらすじ 第17話
 



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::: 第17話 :::
 

혁명, 새세상, 그따위게 뭘 그리 중요해?
ハンミョン セーセサン クッタンゲ モォルクリ ジュンヨヘ


계집하나지키지 못하는 놈이, 세상을 논하는 자격이 있나?

ケージブハナ
 チッキジ モッタヌン ノミ セーサンウル ノナン チャギョギ インナ

革命や新しい世の中、そんなものがどれほど重要だ?
女一人守れない奴が、世の中を論じる資格があるのか?

 


牢獄内、オンニョンの過去を受け入れようとせず、頑なな態度を取るテハに
テギルが投げかけた言葉。
 

 

【捕らわれたテハとテギル】

オ補校に捕らわれたテギルは、先に捕らわれたテハと同じ場所へと引きずられていき、過酷な尋問を受けることになる。両手を縛られた二人の前に、ファン・チョルンが姿を見せ、冷淡な表情を浮かべながら二人に声をかける。

チョルン:こうして三人集まると、仲間に会えたようで嬉しいものだな。恐れ知らずで生意気なお前から始める...

熱く焼けた鉄を手に、テギルの方へ近寄るチョルンだが、テギルはチョルンを睨み返しながらチョルンの手元の鉄の棒を勢い良く蹴り上げる。

テギル:...お役人様よ...褒美を下さらないと逃亡した奴婢を捕らえたんですから!こんな仕打ちはないでしょう?ねぇ?

テギルの問いかけには全く答えないまま、チョルンはテギルの体の急所を突き、テギルは息をするのも苦しい状態になってしまう。

チョルン:お前もお前の仲間も、同じ目つきをしているのが気に入らないな...

チョルンの言葉から、チェ将軍とワンソンのことが咄嗟に浮かんだテギルは、顔色を変える。

テギル:お前だったのか

チョルン:言葉に気をつけろ

テギル:チェ将軍とワンソンはどこだ

チョルン:どこかにいるだろうな。のたれ死にしていないとすれば、誰かが殺しただろう

テギル:俺の家族はどこだ!

渾身の力を振り絞り、テギルは声を絞りだすように叫ぶと、チョルンは表情を変えないままテギルの頬を叩く。

チョルン:ここはお前が質問できるような場所ではない

テギル:...覚えておけ俺はテギルだ...イ・テギル!...これも覚えておけ...お前が死ぬ日は、俺がその場所にいる...。お前が小細工しなければ

チョルンの策略に嵌ってしまったテギルは、テハを標的にしてしまったことを悔やむが、チョルンに殴られて気を失ってしまう。 

テギルが気を失ったことを悟ったテハは、“私の番だ。始めろ”とつぶやく。

チョルン:命令なら従わねばな

熱く焼けた鉄をその身に押し付けられ、苦痛に顔を歪めるテハだったが、必死に痛みを絶え続ける。

チョルン:他に命令があれば言え

テハ:...続けろ...

テハの言葉を聞いたチョルンは何の躊躇もせずにかつての同志テハを痛めつけ続ける。

その頃、チェジュ島に幽閉されたソッキョンの姿が見えないとの報告を受けた清国の使臣ヨンゴルテは、部下に朝廷で詳細を調べるように密使を出していた。 

激しい痛みに徐々に気力が弱まるテハに、さらに心にまでも痛みを与えるチョルン。

チョルン:先に逝った同僚が羨ましくなるだろうな

テハ:...“先に逝った同僚”だと?すべてお前の仕業だったのか

チョルン:すべてではない。一人くらいは生き残っているかもしれん

テハ:我々の、部下だったではないか

チョルン:お前の部下だったかもしれんが、一瞬たりとも私の部下だったことはない全てお前の命令だけ聞いていた奴らだからな

テハの瞳に悲しみと怒りの感情が涙となって溢れてくる。

テハ:今日からお前をこれ以上友とは思わぬ。共に歩んだ記憶も全て消してやる

チョルン:その言葉を待っていた

テハ:お前は、私の手で殺す...

チョルン:ありがたいな。罪悪感を消してくれた。...一緒にいた女が王孫を連れているとか。

テハ:...鉄が冷めるぞ、始めろ

チョルン:その女もじき捕まるだろう。雲住寺に通じる全ての道で検問が行われるからな

 
朝廷 

その頃、朝廷では水牛の角の高騰をめぐる今後の外交政策について仁祖王と重臣たちの話し合いが激化していた。清国の使臣の要求どおり、王孫ソッキョンを放免すべきで、強硬な外交に固執すべきではないという重臣らと、絶対に清国の要求に従うべきではないと主張する重臣らとの間に深い亀裂が走るが、仁祖王は常に弱者だった立場を抜け出す考えを曲げようとはせず、ソッキョンの放免を容赦することはなかった。


【テハとチョルン】

普通なら気を失うほどの拷問を必死で耐え抜くテハに、淡々と問いかけるチョルン。

チョルン:何のために耐えている?王孫を救い、王座に就かせ、新しい世の中を見るためか?新しい世が開ければ、お前の世が来るとでもいうのか?

テハ:男が一度きりの人生を懸けて、よりよい世の中を熱望しているだけのこと...“自分の世”が来るなどという私欲などはない

チョルン:綺麗ごとでごまかそうとするな。その熱望を叶えた者を見たことがない

そこへパク・ジョンスが現れ、チョルンに部屋から出るようにと促す。断固として受け入れようとしないチョルンだったが、イ・ギョンシクの命令によるものだとのパク・ジョンスの言葉にしぶしぶその場を後にする。

刑場にテハ、テギル、チョ学士の三人が残されると、チョ学士がテハに語りかける。 

チョ学士:ソン将軍ソン将軍。そなたと方法は違ったが、志は同じだった。そして今では結果も同じ死ぬとしても口を閉じたまま死のう。歴史に刻まれなくても、忘れられはしまい。ソン将軍!

テハ:ソッキョン様はどうなりましたか?

チョ学士:そなたの妻がお連れしている。書院を出たから、必ず道を見つけるはずだ。私は市場で別れたが

チョ学士が伝え終わる前に官軍が戻り、イ・ギョンシクに利用されることになるチョ学士だけ 他の場所へと連れて行かれ、テハとテギルは投獄される。

 
【牢獄内】

気を失っていたテギルがようやく起き上がる様子を見て、テハが語りかける。

テハ:無事だったか...

テギル:死ぬことを望んでいたのか?

テハ:急所を殴られ、気力を失ったとばかり思ったが

テギル:お前のように平気なふりをして立ち向かう気力はなかったからな

テハ:そなた、名分と名分の対決が何か分かるか?

テギル:無駄話は終わりにして、どういう状況なのか話してくれ

テハ:何のことだ?

テギル:お前らの話は、全部聞かせてもらった。今オンニョンが、王孫だとか君主の孫だとかを、連れているのか?

テハ:私は“オンニョン”という女は知らぬ。私の妻は、姓はキムでヘウォンと言う名を書く。

テギル:(冷笑し、テハに近づき、顔を覗き込む)おい、一緒にチェジュまで行ったのか?あんな危険な場所へ、よくぞ連れて行った

テハ:苦難も共に分かち合うのが、愛だ

テギルはテハの言葉を一笑し、隣の獄中にいるテハに殴りかかるが、すぐにその手を押さえられてしまう

テギル:奴らは皆王孫を探している。つまりだな、結局全ての標的はオンニョンに向かってるって訳だ。

テハ:お前の関わる事ではない

テギル:革命や新しい世の中、そんなものがどれほど重要だ?女一人守れない奴が、世の中を論じられるのか?おい?

テハを引き寄せるテギル

テギル:守る自信もないくせに守る自信もないのにどうしてだ!何故俺を殺さなかった?何故だ!


テハ:すべて過去の縁だ。憐憫も悔いも全て捨てろこれはお前の問題ではなく、私の問題だ

テギル:俺はな何が何でも生き延びるつもりだ。生きて俺の家族を殺した奴をつぶさなきゃならないからな 。恩は返さなくても、仇は必ず討つのが俺たちの生き方だ

テハ:渾身の力を尽くし生きて、名誉ある死を遂げれば、それまでだ

テギル:くだらないことを言わずに生き延びろ。生きて、守る人がいれば守り、救うべき人がいれば救え。 それで万事休すなら、どこか遠くへ逃げて、身を隠して生きるとか

過酷な状況に置かれたテハとテギルは、徐々に互いに抱く誤解を解いていく。そんな中、ヘウォンはソッキョンを抱き、厳しい検問へと向かっていた。自分の手を噛み切り、その血をソッキョンの口元へつけたヘウォンは、子供が疫病にかかっていると偽り、検問を潜り抜ける。


【オッポク 両班の家を襲撃】

オッポクたちは、これまで姿を隠していた人物と行動を共にするようになり、私利私欲を満たし奴婢を苦しめる両班宅を共に襲撃する。武術の腕に長けている奴婢組のリーダーは、次々と護衛武士を倒し、 オッポクらはついに財物を手に入れる。襲った家の奴婢に財物を分け、両班を成敗する姿は義賊そのもので、これ 以降オッポクが抱いていた葛藤も徐々に和らぎ始める。


【イ・ギョンシク ファン・チョルンと食事】

イ・ギョンシクは娘婿であるチョルンに酒や食事を振る舞い 、苦労をねぎらう言葉をかけ、官職に戻るよう促すが、すでにイ・ギョンシクを警戒しているチョルンは、素直に官職に戻ろうとはしない。任された仕事を最後までやりぬくというチョルンに、命をかける覚悟はあるのかと問いかけるイ・ギョンシクは、ソン・テハもチュノ師イ・テギルも いずれ死ぬことになるだろうと話し、自分を見て学ぶようにとチョルンをたしなめる。事が思惑通りに進まないときは意地を張ればいいと言い、訓練院の判官に復帰するように指示する。

【テハとテギル 獄中】 

テギル:どうだ、奴婢になって。生きている価値はあったか?

テハ:私は奴婢であったことはない

テギル:ハハハ額に烙印を押されても、まだ両班のつもりなんだな ?

テハ:奴婢のように話し、奴婢のように行動したが、心までは屈服していないからだ

テギル:それが本音と建前ってやつだな。おい、お前が万が一世の中を変えることができたら、一度やってみろよ。生きるのが苦しくて逃げる 奴も、そいつらを追うような、俺みたいな奴がいない世の中。たかが愛さえ心のままにならないこんな世の中は 、クソ食らえだ...

テハ:明日になれば、我々は死ぬだろう

テギル:死ぬ?俺が死ぬ?ハハハ...俺は死なないぞ

テハ:世の中という ものは、気概ひとつで乗り越えられるほど、単純ではない

テギル:そんなものすらなければ、俺はとっくに死んでる

テハ:人は誰でも死ぬものだ死ぬことに悔いはない。ただ死ぬ時を自分で決められないことが 、残念なだけだ

テギル:縁起でもないことを言うな よ。死にたくてもな、死ねない理由が誰しもひとつはあるものだろう

 
【チョルン 妻の元へ】 

チョルンは妻としっかりと向き合い、イ・ギョンシクの娘である自分の妻に語りかける。 

チョルン:お前の言葉は正しかった。お前の父さんは本当に恐ろしい方だ。ただ致命的な弱点がある。権力者ゆえの傲慢だ

ソニョン:旦那様、もうやめてください

チョルン:いや、俺は最後まで進むつもりだ。傲慢の果てがどこにあるのか、左議政の顔がゆがむのを一度見るつもりだ

ソニョンは、夫チョルンが悪事に手を染めていくことが苦しくてたまらなかったが、初めて目を見て語りかけてくれたこと に喜びを感じて涙を流す。

チョルンが外へ出た途端、待ち伏せしていたチョン・ジホが弓矢を構える。チョン・ジホが殺された部下たち のかたき討ちのための竹の矢を放った途端、チョルンが気配に気づき咄嗟に矢をよける。姿を現すチョン・ジホ に、怯むことなく向かっていくチョルンだったが、怖気づいたチョン・ジホが刀を捨てて逃げ出していく。


【ヨンゴルテ 部下たちに指示】

清国のヨンゴルテ は、朝鮮で唯一信頼できる武将のソン・テハが投獄されたことを知り、この事件の裏にある大きな陰謀に気がつくと、密かにテハを救う方法を画策し始める。


【チョン・ジホ テギルの元へ】

投獄されたテギルの元へ、チョルンから逃れたチョン・ジホが面会に現れる。チョン・ジホの部下の推奴師たちも全て殺されてしまったと知ったテギルは、大きな陰謀に巻き込まれてしまったことを悟り、表情を曇らせる。

翌日、テハとテギル は、処刑場へと引きずられていき...

 

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