Chuno stories


韓国ドラマ"推奴(チュノ)" あらすじ 第22話
 



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::: 第22話 :::

 



【月岳山】 

清国のヨンゴルテの部下たちは、訓練院の判官たちが近づいてきたことを悟り、王孫一人を保護しよ うと動き出す。

その頃、ヘウォンは王孫ソッキョンを膝に抱き、夫テハが書き綴った昭顕世子の言葉を読み聞かせていた。

ヘウォン:母 君は清で捕虜生活を送りながら、公益をされたそうです。清で豊富な金や銀を、朝鮮で手に入れやすい綿布、カワウソの皮、漢方薬と換えたそうです。こ うして集めたお金を、清に連れて行かれた奴隷を救うために使われた...そうです...

ヨンゴルテの部下たちが、ヘウォンの部屋に忍び込もうとしたその瞬間、たまたまその場に居合わせたソルファが一部始終を目撃し、慌ててチャッキの元へ報告へ向かう。ヘウォンの元から王孫を奪い、清国の者たちが外に飛び出すと、目の前にチャッキが立ちはだかる。砦の男たちが武器を手に彼らを包囲し、チャッキに打ち負かされたヨンゴルテの部下は、事情を隠したまま、頑なに口を閉ざしたため、チャッキらに捕らえられてしまう。
 

【テハとテギル】

漢陽に近づいたテハとテギルは、人影のない場所で夜を明かしながら語り合う。

テハ:そなたができることが一つある

テギル:まさか宮殿に侵入するわけじゃないだろうな

テハ:同じようなものだ。ある人に会ってもらいたい。東宮殿出身の者だが、話を伝えてくれるはずだ

テギル:話が通じなければ?

テハ:あり得ないことだ

テギル:どういう意味だ?もともと位の高い人物は信じない。考えることは自分のことばかりで、俺たちのことなど蚊帳の外...

テハ:悪く考えるな

テギル:現世子に会えば上手くいくんだな?

テハ:そうするつもりだ

テギル:いっそ王に直接会ったらどうだ?

テハ:現世子様とは、清国で長い時間を共に過ごしたのだ。直接お仕えはしていなかったが、誠実な方だ。人情も深い方だ...

テギル:街では人情が通じず、ここでは人情が通じると?

テハ:宮殿も人の住む場所だ

テギル:違うだろう。そこに人がいるなら、この世がこんなザマになるはずがない

テギル:世子が来なければ?

テハ:いらっしゃるだろう

テギル:来ても何かの罠だったら?

テハ:そこまでの状況ならば、朝鮮には望みはない...

テギル:望みはない...か

テハ:清国へ向かう

テギル:そんなに遠く に...まぁ、その方がマシだろう。そこに行けば、安全で穏やかな暮らしができるのか?

テハ:最後の手段だ

テギル:最後の手段はな、最後に使うものじゃない。全てしくじれば、そのときは本当に手段がなくなるからな

テハ:失敗するとは考えていない。誰かを命懸けで救いたいということがどんな事なのか、そなたなら分かるだろう。だから私と共に行動しているのではないのか?

テギル:おい...奴婢の話をしてやろうか?奴らはな、奴隷として生きていくのがつくづく嫌になり逃げ出す。そして捕まって死ぬほど打たれる。その後どうなるか知ってるか?刀だろうが斧だろうが目に入るものを手にとって、お前を殺して俺も死のう...。お前はな、最初から順序が間違ってる。戦って逃げたのではなく、逃げて逃げて、道がなくなると戦っている

テハ:まだ戦いは終わっても、諦めてもいない

テギル:だったら“最後”という言葉は使うな。本当の最後が来る時まではな...


【チョボク 婚礼の準備が進む】

望まない婚礼の話が着々と進み、徐々に不安と焦りが募るチョボクは、オッポクに伝えようとするが、 大きな事を成そうとしているオッポクに、なかなか話を切り出すことができない。


【宮殿 王と臣下たち】

謀反の首謀者として水原のイ・ジェジュン大監を捕らえた左議政のイ・ギョンシクらは、王から、今後王孫ソッキョンの名を出すことも許さないとの王命を受け、全てが思い通りに運んでいることを実感し、満足そうに微笑む。
 

【清国 使臣ヨンゴルテ】

朝鮮に滞在し、ソッキョンをめぐり交渉を続けていたヨンゴルテは、宮殿の様子を部下から知らされると、王孫を守るための方法を探り始める。


【仁祖王 
鳳林大君の元へ

父である仁祖王を前に、鳳林大君 は謀反を事前に防ぐことができて良かった、と切り出すが、王は自分での謀反ではなく、世子への謀反であったのだと言い、ソッキョンを案じているであろう 世子に釘を刺す。

世子:ソッキョンはどうなるのです?

王:言わなかったか?今後、あの子の“フィ(いみ名)”を口にすること自体、謀反であると。あの子が、哀れなのか?

世子:その通りです

王:情に流されやすいな。家族への情は平穏をもたらすものだが、王家の人情は、血を流す場合がある。どういう意味か分かるな?
 

【テハとテギル】

伝言を伝えてテハの元へ戻るテギル。

テハ:伝言は伝えたか?

テギル:気に入らねぇな...

テハ:何のことだ?

テギル:王世子に会うことだ

干した鹿の肉をテハに手渡し、酒を飲み始めるテギル。

テハ:事を前にして、なぜ酒を飲む?

テギル:どのみち夜まですることもないだろう?その上お前と一日一緒に過ごすと思うと、退屈なんだよ

テハ:...あの話を聞いて、胸が痛んだ...

テギル:何の話だ?

テハ:死ぬことのできない理由を、一つ程度は作れという話だ

テギル:覚えていたのか

テハ:これまで人生を戦場で過ごしてきた間は、こう考えた。戦いに全てを賭けて、死ぬならそれまでだと。全力を尽くしたなら、後悔はないと。だが今は...力を失っても生き残らなければならない...その道が、死ぬよりもっとつらく苦しい道だ...

テギル:お前の胸の中に、たとえ大きな志があったとしてもだ、どのみち人の命は皆同じだ。苦痛が大きく、成長はわずかだ。だから適当にしておけよ。欲は捨てて、 息を潜めていけばいい。考えてみろよ...妻と子がいて、農地を耕して...それで十分だろう?穏やかでいいものさ...

テハ:一時は、そなたもこの世を変えようとしたのだろう?身分の区別がない世の中を。愛する人と平穏に暮らせる世の中を夢見たのではないのか?

テギル:この世を知る前は、そんなこともあったな...

テハ:この世へ愛情を持つことができれば、この世を変えようという勇気が出るはずだ

テギル:水は流れても、流れの速さは変わらない...格好いいだろう?

テハ:流れがどれほど速くても、水の流れは止められないだろう

テギル:ハハハ...奴婢両班さんよ、面白い男だな

二人は酒を酌み交わしながら、笑顔を浮かべながら、未来に一筋の希望を見つけるために歩いていくことを心に決める。


【オッポク 新しい仲間と】

宣恵庁襲撃の日を前に、オッポクらは各地から集まってきた志を共にする奴婢たちと顔合わせを し、想像よりはるかに大きな組織であることを悟り、新しい世の中への夢が次第に手の届くものに感じられ、期待に胸を膨らませる。
 

【テハからの伝言 鳳林大君の元へ

世子の元に、ソン・テハからの密使が立てられる。

密使:私邸で仕えたソンという人物から伝言がございます。

世子:私邸のソン?

密使:私の家に明け方に来たそうです。以前、視察の時に見た“桧”の木を、クァンヒ門に移したそうです。邸下がそう命じられた、とのことです。

世子:覚えがないな。視察に行くのは一度や二度のことではないうえ、桧の木というと...

“桧”の言葉 がソッキョンのいみ名であることに気づいた王世子は、ソン・テハからの伝言だと瞬時に悟る。
 

【王世子、テハの元へ】

日が暮れ、あたりが暗くなると、世子は人目を避け、密かにテハの待つ場所へと向かう。世子とテハの行動を全て予測していたチョルンは、部下を引き連れ静かに動き出す。護衛兵から離れた世子は、テハとテギルが待つ場所へ、一人で姿を現す。ソン・テハの無事を知り、心から安心した表情を浮かべる王世子。

世子:ソン将軍!

テハ:邸下...ご挨拶申し上げます 

跪き、敬意を表するテハのとなりで、テギルが突然“ごきげんよう”と世子に声をかける。

世子:何者だ?

テハ:ご心配なさいませんように...

テギル:チュノ師イ・テギルと申します

世子:チュノ師?そんな仕事をする民がいるのか?

テギル:ないものを作れると思います?ところで、本物の世子ですか?

テハ:お許しください、世子様...

世子の後を追ってきたチョルンは、テハとテギルの姿を見つけると、全兵力を集めよと部下に指示を出し、世子が去った後、テハとテギルを捕らえようと企てる。

世子:ソッキョンのために来たのか?

テハ:はい、邸下

世子:赦免を願い出るつもりなのか?

テハ:ご配慮ください、邸下。ソッキョン様は、全てを失い、一人で苦難を背負われています

世子:私はそなたとは直接関わったことはなかったが、話は聞いていたぞ。正直に答えると信じている

テハ:はい、邸下

世子:そなたがこうしている理由は何だ?

テハ:制御された昭顕世子と交わした約束のためです。王孫様を最後まで守ると約束しました

世子:たかが約束のためだと...そなたはソッキョンを擁立し、復位させようというのではないのか?

テハ:そのとおりです

世子:私を 退け、その座にソッキョンを座らせようというものが、私に頼みごとをするつもりなのか?そなたは正気を失っているのか?

テハ:今ただちに王に擁立しようと言っているのではありません!

世子:分からぬか!ソッキョンがいなくなり最も喜ぶのが私だということを?

テハ:邸下が、お喜びになるはずがないと知りながら、こうして出てまいりました。邸下は、本当にそれをお望みなのですか?ソッキョン様は、ご両親を失い、兄弟も失われました。祖父までに殺されそうになり、伯父はそれを見てみぬふりを しています。死ななければならないという結末を、お望みなのですか?

世子:王家に家族の人情など通じると思うのか!

テハ:王家もまた、人の暮らす場所ではないのですか?

世子:その言葉、そなたにも返そう。伯父を退け、今度は伯父に甥を救えなどと...。それは人の情と呼べるのか?

テハ:私に尋ねることはなさいませんでした。これからもこれまでと同じ意志を貫くのかどうかを...

世子:そなたは、何を考えておるのだ

テハ:王孫様をお守りするという約束を、果たすつもりでいます。力の限り生きて、ソッキョン様とともにこの世を変えるつもりです

世子:謀反を企てるつもりか?

テハ:違います。王でなくとも、この世を変えることができると証明したいのです。ただ一人の、名もなき民として生まれようとも、わずかな希望が歴史となることをお見せしたいのです。

世子:謀反を企てる、そういう話だな...

黙ってテハの言葉に耳を傾けていたテギルは、持ち前の感の鋭さで建物の影に人の気配を感じ取る。

世子:いずれにせよ、私にはソッキョンを救う力などない

テハ:邸下!どうかお願い申しあげます!

世子:王に上奏するとも約束できぬ...

テハ:邸下...

世子:いっそ、皆で清国に向かったらどうだ?そなたたちを救う力も、殺す勇気もないからだ...

希望を失ったテハは、その場に立ち尽くしたまま、それ以上何も言葉が出なくなってしまう。

世子:二度と私を訪ねるな...朝鮮でソッキョンのいみ名を出せば、それが謀反だ...

世子がテハに背を向け歩き出すと、テギルがテハに状況を知らせる。

テギル:おい、奴婢両班さん。どうする?罠だぞ...

テギルに気づかれたと知ったチョルンらは、刀を引き抜き、テハとテギルに向かっていく。


【奴婢組 宣恵庁へ】

武器を手に宮殿の食料などが保管されている宣恵庁襲撃に向かったオッポクらは、リーダーの指示に従い次々と官軍の兵士を攻撃し始める。突然の騒動に、宮殿内は緊張が高まる。

【テハ、テギル VS チョルン】

テハとテギルを目の前にしながら、宮殿内で爆発音が聞こえたことから、チョルンらは二人を捕らえることができず、さらに応援を要請していた兵力が全て宣恵庁の事件に注がれたことにより、兵力不足に苛立ちが募る。

【奴婢組 宣恵庁から撤収】

宣恵庁から火の粉があがり、騒ぎが大きくなったところで撤収の指示を受けたオッポクは、生きたまま捕らえられた仲間を前に、リーダーの言葉が脳裏に響く。生きて捕らえられる仲間がいたら、兄貴が処分してほしいとの指示を受けていたオッポクは、苦痛に顔をゆがめながら、仲間に銃口を向け...


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